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モノノメ#2 が届きました!

ありがとうございます!先日、私のところにもモノノメ#2が届きました。

おめでとうございます✨モノノメ#2で特別鼎談されていた映画「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しましたね。モノノメ#2の鼎談では「ドライブ・マイ・カー」を劇映画的な身体というテーマで、濱口竜介監督と佐渡島庸平さんと宇野さんの鼎談が繰り広げられていきます。映画を1度見ただけではとても私には持てない角度の視点で、鼎談が進んでいきます。ぜひ、皆さん読んで参考にされてみてください。既に映画を見られた方も、読んでからまた見に行くことで前回と違う感覚があるかもしれません。

京都に住んでみたいという気持ちが抑えきれずに、この冬京都に引っ越した私にとっては「観光しない京都2022」と「お好み焼きと焼きそばのジャンボ」がとても興味を惹かれました。ジャンボさんもはせがわさんも来週いきます♪
宇野さんが京都はご飯が美味しいとか、ちょこちょこ京都のお話をされていたのも頭の片隅にずっと残っていました。
毎年のように旅で来ていた京都。だからこそ京都からどこかに帰らないということが変な感じがしていて、しばらくは実感がなくただ日々が過ぎていました。
毎日、朝6時、8時、夜6時、8時にどこからか鐘が鳴る音が聞こえてきます。この音を聞いたとき、やっと京都に引っ越したんだと実感しました。もしかしたら、他の街でもお寺の近くに住んでいたら毎日鐘の音は聞こえたのかもしれない。だけど、私は今までそれを体感することはなかったのです。京都に来るまでは。

3.11の日、その日は14:46にも鐘の音が聞こえてきました。TVの甲子園で聞いたことあるサイレン音ではなく、鐘の音が。

東京を離れる前に必ず行きたいと思っていた日本橋のロボットカフェに行ったからこそ牛場潤一さん、緒方壽人さん、笠原俊一さん、田中みゆきさんで話されていた「身体論の現在」や、乙武さんを歩かせたいというプロジェクトの遠藤謙さん、落合陽一さん、乙武洋匡さんの「思想としての義肢」は未来が楽しくなるような内容でした。乙武さんの「当初は二足歩行をしたいと思わなかった」という言葉に気付かされた点もあります。

お寺があちこちにある今の環境なら藤井修平さんが考えられている「マインドフルネスの身体技法はいかに受容されてきたか」という内容がスーッと理解できました。現在の瞑想やマインドフルネスという仏教から部分的に切り取られた認識は、すぐに答えを求めてしまう現代を反映しているように感じました。

コロナ禍で外出が減ってからみんなが洋服と自分との関係を考え直した、藤嶋陽子さんの「凡庸な服は、いかに捉え得るか?」は、ではこれから自分はどうしたいのかを考えさせてくれた内容でした。

飯田将茂さんと最上和子さんの「『もうひとつの眼』と『もうひとつの身体』はどう出会ったか」は、有観客の状態で最上さんが踊り、飯田さんがそれを撮影しているという構図。撮影している様子を見ているということも含め観客はその様子を1つの作品として鑑賞する、こういう表現方法があるのかと気付かされるものでした。

栗原一貴さん、西田健志さん、簗瀬洋平さん、渡邊恵太さんの「消極的な人よ、身体を解放せよ」では消極的研究会の皆さんがそもそも生身の身体がいるのかということや、身体と精神の関係、消極的な人が生きやすくなる世界について話されています。まだまだ現実的な生身の身体が有効とされる世界が、これからどう変化していくのか私も興味を持っている分野です。

上妻世界さんの「制作する身体をめぐって」は、身体というものをいろんな側面から分析し、身体を再定義する、身体論とは一体なんなのか、について話されているように私には感じました。

鞍田崇さんと鞍田愛希子さんの「『ムジナの庭』では何が起きているのか」は、ほっこりするような内容でした。課題はあるということでしたが、ただこういう場所があることで救われる人たちがいて、こういう場所を維持し続けるというのは対象の方達だけの課題ではなく、私たちの課題でもあるんですね。

「宇野常寛と四人の大賢者」の冊子を送り忘れたとのことでさらに郵送費がかかってしまったことを申し訳なく思い、届く楽しみを2倍にして先延ばしにしてもらったことに感謝しながら読みました。モノノメ#2の後半の感想は、また次回書きます。

296ページだけど、全て読むのには1日かかります。「宇野常寛と四人の大賢者」の冊子と宇野さんの解説を含むと1日では読み終わらないかもしれません。だからこそ、これからどこかに旅に出るときに連れて行って新幹線か飛行機の中、空港や駅で待っている時、ホテルで眠る前、ちょこちょこ読むと旅が退屈しないはず。
京都や鴨川沿、桂川沿い、京都御苑でのんびりしながら読むこともオススメです🌸



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