何度も泣いて、何度も悲しくなるけど観てよかった映画「クレッシェンド 音楽の架け橋」
みなさま、こんばんは
また読んで頂きありがとうございます。
今回は、映画 クレッシェンド 音楽の架け橋 を観てきたというお話です。
個人的には、優しいあなたに見ていただきたい映画です。
日本に生まれたことを心から恵まれていると認識できる作品です。
まだ今年は、1ヶ月ちょっとしかたっていませんが私にとって今年1、2を争うくらいの映画です。
出演されている方は誰1人知りませんでした。ありきたりのテーマかな〜と思っていたらかなり深いテーマでした。
ある投資家に依頼され、世界的指揮者のスポルクは、イスラエルとパレスチナの若者たちを集めてオーディションによって、ある平和のイベントのためのオーケストラを作ることになります。
イスラエル側から参加するメンバーは問題ないのですが、パレスチナから参加するメンバーはイスラエル側にオーディションに行くのにも、許可証がないと通過できないイスラエル軍による厳しい検問を通過する必要があり、レッスンに参加するのも毎日その厳しい検問を通過する必要があります。
毎日、催涙弾や戦車がいつ来るかわからない状況のパレスチナ。
それに比べて恵まれているイスラエル側。
パレスチナ側はアラブ系の方、イスラエル側はユダヤ系の方のため、お互いに憎み合い、揉め合い、チームワークもなく、息も合わないためなかなかレッスンが進みません。
そこで、指揮者のスポルクはイタリアの南チロルで合宿をさせることにしますが、パレスチナ側のメンバーにとっては、海外へ出るのも、留学も簡単ではありません。
主人公のレイラは反対するお母さん、いかせてやりたいお父さん、意見が対立する両親を説得するのも一苦労です。
反対するお母さんは、娘を海外に行かせることはイスラエル軍よりも近所の人の目が気になると言います。
24歳になっても独身の娘、結婚しないことによる世間の目が気になるというセリフが、どこの国の親でも同じですが、なぜかとても私には悲しく感じました。
女性は特に、選択肢や自由がないと感じたからです。
無事に合宿に行くことができ、オーケストラのメンバーは始めはお互い罵り合っていましたが、合宿を通して、お互いの立場を認識し、少しずつ歩み寄ることができていきます。
そして、お互いの音に呼吸を合わせていくことができ、素敵なハーモニーが奏でることができるようになりました。
明日が本番というその時に、思いもよらなかった事件が起こります。というのがストーリーです。
イスラエルとパレスチナの問題、毎日紛争が起こっているという日常には疎い日本人にはわかりにくテーマかもしれません。
ただ、これからグローバル視点で生きていきたいという方、ぜひ見に行ってもらいたい作品です。
何度も泣きました。何度も悲しくなりました。だけど、最後には希望が見えてきます。
映画を観た後にも引っ張られるので、普段なら心に余韻が残る映画は見ないようにしているのですが、今回は観てよかった、心からそう思えた作品です。
日本に生まれた時点で恵まれているのに、何も成し遂げていないちっぽけな自分が嫌になります。
そんな自分をとても悔しくも思い、毎日を全力で生きることを気づかせてくれる作品です。
それでは今日もbonne journée
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