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「価値」と「価格」を考える
ソラノイロ池袋店がオープンして数日が過ぎました。僕も現場に立っていますが、オープンから最後までずっと忙しかったのですが、ランチはゆっくりだった日もありました。今回のオープンは大々的に告知していたわけではないので、そこまでとは思っていませんでしたが、少し焦りました。
ですが、友達のラーメン店主に「ゆっくり立ち上げなよ!」と言われ、少し安心もしています。
今日は50代ぐらいの夫婦のお客様がいらっしゃったんですが、券売機の前で「830円は高いなぁ」という言葉をもらいました。そのお客様たちは、結局召し上がらずに帰られました。
変な意味ではなく、良かったなあ、と僕は思いました。なぜなら、「830円のラーメンが高い」という価値観がある限り、うちのラーメンは美味しく食べていただけないと思うからです。価格勝負で安いものが食べたいのでしたら、そういうお店を選ばれれば良いと思うのです。
モノの値段って、店によってそれぞれです。
商品だけがその値段だと思う人もいるし、雰囲気やサービス、ホスピタリティまでを込みで、その値段と考える人もいる。ただお腹がふくれれば良い人もいれば、豊かで楽しい時間にしたいという人もいる。星の数だけお店があるから、自分の価値観に合わせてお店を選べば良いよね。
そもそも、レストランという言葉には「人を元気にする」という意味があります。僕の店に来たら、来る前より帰りの方が少しでも元気になったと思ってもらえるようなお店でありたい。僕はそう考えています。
理想ばっかりかもしれないけど、理想がなければ良いものは出来ないから。ソラノイロは、これからもお客様にとっての価値を提供していきたいと思います!