大人の条件|暮らすように旅してみるニューヨーク編
アパートの近くにあるお花屋さんで、花びらの特徴的な白いチューリップをすすめてもらった。
旅先のお部屋にお花を飾るなんて、20代の合理的なわたしだったらしないだろう行為。
「あぁ大人になったものだ」と感じる瞬間でもある。
ふと思う。わたしたちは、どんなときに大人になったと感じるのだろう?
成人したとき?
経済的に自立したとき?
身の回りのことが自分でできるようになったとき?
それとも、霜降りたっぷりのお肉を食べて胸焼けしたときだろうか?
わからないときは、逆を考えてみる。
「大人じゃないな」と感じるのはどんな人だろうか?
ググってみると、こんな内容が目につく。
・なんでも親に相談する人
・自分のことばかり話す人
・感情の起伏が激しい人
・人のせいにして自分で責任を取らない人
・相手の話を聞かない人
・自分の満足感を優先する人
書き出していて、思わず笑ってしまった。
まるで、わたしが仕事で離婚相談を受けていたときに聞いた、離婚する人の条件と重なる。
人と比べて優位に立ちたかったり、波が激しかったり、思いやりがない人のことを「大人じゃない人」いうのだろう。
逆にいうと、自然との一体感を感じたり、心にゆとりをもって、相手の価値観を受け入れられる人が大人の条件。
お花を「キレイだな」、「いい香りだな」、「どんなふうに生けてようかな」と、五感で味わう心の余裕を得たとき、わたしたちは大人になったのかもしれない。
ちなみに、白いチューリップの花言葉は、「失われた愛」だそうだ。
う〜ん。これまたオトナっぽい花を選んだものだ。
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