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迷ったら、こころ
秋の雨が降っている
もうきっと会うことの無い、あの人のおすすめの曲が心に沁みる。
曲がいいのか、はたまた思い出がエモーショナルに拍車をかけているのか。
言葉は好きだけど、たまに、言葉がない世界に行ってみたくなる。
そこにあるのは感情の交換。目線とか、口元のゆるみとか、ハグとか、キスとか、そんなのでもコミュニケーションを取ることは結構可能なんだと思う。多くの動物は本来そうやって生きているわけで。
文明が発達したこの人間の世界のなかでそう言う、言語外のコミュニケーションの方法で繋がれるのって、本質的な部分で分かり合えてる気がする。
こう、自分の深いところと相手の深いところが、言葉とか時間とか、外野のガチャガチャしたノイズを超えて繋がること。
その安心感はとても心地よい。まるで、自然の中に、森の中にいるような、深ーいところから感じる安心感。
やっぱり、人間関係やその他全ての肝は頭ではなく、こころにあるんだろう。どうしても分からなくなって頭がごちゃごちゃした時は、選択肢を目の前に思い浮かべて、自分がどっちに向かうのか、こころに手を当てて進むのをイメージしてみる。そうしてみると、案外ふっと選べたりする。
迷ったら、こころ。