昨夜、急にヘンなスイッチが入った〜お料理と私
キッチンに不思議なオブジェが現れた。
さて、これは一体何なのか説明しましょう。
このボウルの中には……
あらあら、椎茸がおりました。
そう、お出汁をとっていたのです。
ふっくらと水を含んで、なんとも美味しそうですね。
1番上に置かれたやかんには特に意味はありません。
急に昨夜、お出汁がとりたくなってこういうことになったのです。
というのも、断捨離中の実家からこの本がやってきたからです。
辰巳芳子先生のお料理の本です。
この本の持ち主である母は、本にコーティングをしたみたいですけど…凸凹。
うん、母らしい。
ずっしり厚く重く内容も重戦車並み、辰巳先生の解説付きのフルカラーのレシピ本です。
食材の下拵えやストックから作る洋食から和食まで網羅されております。
「このレシピ美味しそう、作ってみよう⭐︎キャピ」
大抵こう思うところでしょうが、この本を一通り目を通した私が思ったことは……
「お出汁があればなんとかなる」
でした。
今までお出汁をとったことがないわけではありませんが、ストックしたことはありません。
時間を置いたほうが美味しくなるお料理は作り置きに最適です。
しかしながらそんなに大きな冷蔵庫ではないので、大量のストックは不可能。
そこで我が家のメニューに使えて1番汎用性の高いものを選びました。
そんなわけで、家人が寝静まった夜に干し椎茸を出したのでした。
残念ながら昆布はなかったので、買わなくてはなりません。
あともう一つ、参考になったのは煮汁の割合。
いつも煮物の味付けについては自己流適当だったので、味の決め手がいまだにわからずにいました。
でも、この本にははっきりと明記されています。
これから学ばない手はありません。
さて、これからの我が家の食卓はどう変化していくのでしょう。
お出汁が常備された生活。
ふくふくとした椎茸を見ながら、そんなことを考えておりました。