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継続は力なりと感じること
私がタイムマネジメントにこだわり始めたのは、つい最近のこと。
最後に正社員として働いていた会社を辞め、初めて無職となったとき、「今までできなかった分、完璧な主婦を目指してみよう」と考えた時のことだった。
ところがいざ専業主婦になってみたら、やることが山積みになっていることに気がついた。
これまでは仕事をしているからいいやと後回しにしていたことが、そうも言ってられないと思い始めるとあれもこれもと目についてしまう。
その上、時間はあるはずなのになぜか毎日追われていて家事が回せない。
はて、働いていた時の方ができたんじゃ……
そんな私が、これではまずいと思いたち、現在毎日のルーティンとしていることについてご紹介したい。
毎日のタスクを組み立てる
結論から言うと、毎日を快適に過ごすためにはタイムマネジメント1択だと考えている。
人間にあたえられた時間は1日24時間しかなく、お金があってもなくても、年がいくつであっても誰も変えることができない。
そんな限られた時間を有効に過ごすためには、「時間を管理する」しか方法がなく、管理することが自分の自由時間を増やすために最も効率が良い近道だと考えている。
その結論に至ったのは、前述の「初めての専業主婦」になったときだった。
まさか、毎日働いていた8時間がフリーになったのであれば、家事なんてささっと終わってのんびりする時間しかないと思っていた。
しかし結果は惨敗。
気づかぬ間に時間を渡過し、自分のしたかったこともやるべきことも後手になっていた。
これは一体何が原因? と考えた時、知らないうちにぼんやり過ごしていたり、とにかく段取りが悪いことに気がついた。
このままではまずい。
何もしていないと思われても仕方がないではないか……!
と感じた私は、この状況を打破すべく毎日やることタスクを決めることにした。
よーし、これできっと私の毎日はうまくいく、とこのときの私は思っていた。
タスク処理は「いつ」やるかがカギ
だがしかし。
だがしかし、である。
明日はコレをやろうと決めても、それだけではあまり進まないことが分かってきた。
なぜだ、なぜなんだ……
とまたしても考えなおした私は、どうやらやることを決めるだけではダメだと気がついた。
やるからには「いつ」がセットになっていないと、人間は進まないらしい。
タスクを作った、よーしこれで私完璧! なんて思っていた私は、寝言は寝て言えと言われてもおかしくなかった。
そこで取り組んだのが、いつに何をやるかを決めることだった。
なんとなくでは進まないので、最初は24時間を円グラフで管理できる「1日管理表」というアプリを使った。
毎日のルーティンを決め、○○の家事は××時までに終えるという形で予定を組んだ。
次に、週間で対応する家事、月間で対応する家事、半年ごと、一年ごとと設定を作り、リマインダーを利用して定期的に通知が来るようにした。
そうるすると、自分の決めたタイミングでやるべき家事が可視化され、やるべきこともやりたいこともきちんと取り組めるようになってきた。
しかし、それだけではなぜか進まないタスクがいくつか生まれてしまった。
何日放置しても、どうにもこうにも進まない。
というより、やる気が出ないのだ。
こうしてまた、私は自分が進まない原因を考えることになる。
タスクを分解する
とにかく進まない予定の1つに、「粗大ゴミを出す」というタスクがあった。
とにかく何日も寝かせに寝かせ、3週間経っても何一つ進むことなく埋没させていたタスクだった。
捨てたいとは思っていたし、早くやらなくてはと思っていたのに、なぜか進まない。
このままではまずいと思った私は、少し考え方を変えることにした。
「明日のタスクは、粗大ゴミリストを書き出す」
これだけにしたのだ。
粗大ゴミの手続をするのではなく、何を捨てたかったのかリストにすることにした。
というのも、いざ申し込もうと思うと、何を捨てたいと思っていただんだっけ? という気持ちをぼんやり抱えていることに気がついた。
その時々には、あれもコレもと思っていたくせに、いざ申込み画面に到達すると手が止まる……というやつである。
そこで、とにかくリストを書き出すだけをタスクとした。
その翌日
「粗大ゴミ申込みサイトを確認する」
とだけタスクにした。
すると、サイトを確認するだけと思っていたはずが、前日に作ったリストを見ながら、あっさりと粗大ゴミ回収の申込みまでできた。
これまでの3週間はなんだったのか? である。
つまり、人間とはとても小さな躓きから、1つのタスクがとても大層なモノに感じてしまい、結果一歩も進まない現象が起こると言うことが分かった。
それからというもの、私は1日置いても進まなかったタスクが出てきた時には分解するようにしている。
私は常々、トイレ掃除が億劫で進まないと言ってきていたが、今ではほぼ毎日のようにトイレ掃除をしている。
もちろん、トイレ掃除の工数を「分解した」からに他ならない。
私の思うトイレ掃除は、
1.トイレ用ペーパーで便器の外側を拭く
2.上記ペーパーで、便器内を拭く
3.便器内をブラシで洗う
4.便器周りを拭く
5.トイレ内タオルを交換する
といった5つのタスクに分かれている。
書き出してみても分かるように、案外面倒くさいのである。
これまでは、この一連の流れを一度の掃除で全て実行していた。
一度に全部やろうと考えると、全ての工程にかかる時間の確保はもちろんのこと、それぞれに必要な準備物が多く存在していた。
しかし、分解してからはとても気楽になった。
ペーパーで拭くだけ、タオルを交換するだけ、トイレ内の床掃除をするだけ、などとにかく1つだけをトイレのついでにやるようにした。
すると単純なモノで、これまで週一のトイレ掃除すら億劫だったはずが、ほぼ毎日トイレ掃除に取り組めるようになった。
タスク分解様々である。
継続は力なりと感じていること
そんなわけで私は、これまで苦手として後回しにしてきた家事を着々とこなせるようになってきた。
今では朝からあれこれとフル稼働して家事に取り組んでいるが、特段負担に思うほど時間を取られている感覚はない。
むしろ、時間に余裕がある。
私の朝のタスクは細かい。
7:45 洗濯物を畳む
8:00 洗濯を干す
8:15 フィットボクシングに取り組む
8:35 化粧をする
8:50 仕事準備
9:00 仕事
9:30 ラジオ収録→投稿
9:50 キッチン掃除ほか
10:30 毛糸ショップの準備など
12:00 昼休み
概ね上記のようなリズムで日々を過ごしている。
いつの時間までに、この家事を終了させておくと決めるだけでもとにかく完了させていくことができる。
とはいえ、最初からできたわけではない。
習慣化には3週間を要すると言われているので、一つ一つの必要なタスクが、習慣化して定着するまでとにかく何度も挑戦した。
挫折することもあり、再び挑戦することもあり。
なんでも上手くいかないことがほとんどだが、それでも続けた中でできたことも増えてきた。
そのお陰で、2年前の自分には信じられないくらい私の毎日は変化した。
あれほど掃除が好きではなくて進まなかったのに、今ではどこか拭くところはないかと探している自分が時々いる。
成長しようと思えばできるのだなと改めて思った次第である。
一つ一つはたいしたことはない。
けれど、それを積み重ねて継続することで、生まれてくるモノが必ずある。
ちなみに私は毎日のタスクがてんこ盛りのように見えることもあるが、毎日編み物の時間を確保できており、スプラトゥーンを毎日やって家族とギャーギャー叫んでいる(笑)
夜寝る前には手帳を書いて翌日のタスクを決めて、朝起きた瞬間から自分の決めたタスクを完了させて自由時間欲しさに、サクサクと仕事を進めている。
やりたいことが多いので、余裕はあっても、無駄な時間はない。
だから、スマホでニュースも見ないし、テレビもほとんど見ない。
必要のない通知は全て切り、欲しい情報だけが自分の手元に届くように整理している。
管理されてつまらないように感じる人がいるならば、ぜひ試して欲しい。
本来、自分の欲しいもの以外の情報なんて必要ない。
自分の欲しいもの、必要なもの、したいこと、やりたいことだけが周りにあれば、私たちは最高に幸せな毎日を過ごすことができる。
堅苦しそう! と思ったあなたにこそ、ぜひ挑戦して欲しい。
継続した先に、きっと見える景色がある。