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肌質診断vol.2肌の乾燥

ニキビ改善には、初回の肌質診断(肌診)がとても大切です

肌診のポイントは以下の通りです。


✅肌目(キメ)
✅表面が乾燥しているか?あるいは深部で乾燥しているか?
✅顔色の変化
✅皮膚の分泌状況
✅皮膚の厚み
✅老化の兆候
✅血液循環トラブルによる欠陥があるかどうか
✅肌の弾力性

本日は2つ目「表面が乾燥しているか?あるいは深部で乾燥しているか?」

そもそも肌の水分についてご説明します

肌の水分は主に「肌の浅い部分(表面と表皮)」と「肌の深い部分(真皮と皮下組織)」で分けられます。


⭕️肌の浅い部分の水分は、
表皮角質層に水分を抱え込む天然保湿因子(NMF)が存在しています。これは、セラミドという脂質によって損失を防ぎます。

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⭕️肌の深い部分の水分は、
真皮に水分を保持したヒアルロン酸(ムコ多糖類)が存在しています。

また、基本的に肌の水分は真皮にある毛細血管から得られますが、表皮には毛細血管が通ってないので、
真皮から表皮へと運ばれます。そのため、皮膚表面に近づくに連れて水分は少なくなっています

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それを元に、
では、「表面が乾燥しているか?あるいは深部で乾燥しているか?」のチェックの仕方を解説します。

チェックの仕方は視診と触診です。

① 表面の乾燥→風や太陽などの外気によって、水分が不足している
✔️肌目が細かく見えるが、触れるとザラザラしている。
✔️小皺が目立ち、線条皺がある
② 深部の乾燥→体質的な要因によって引き起こされる・・・老化 
✔️表面に皺や小皺が見られ、往々にしてして肌がたるんでいる
✔️弾力・柔軟性が失われている


まとめ
肌の水分は浅い部分と深い部分で見方が違う。肌診のポイントも、表面の乾燥と深部の乾燥でチェックポイントが違うので、両方押さえる。

以上です。

お読みいただきありがとうございました。

ニキビ博士・片柳ちひろ

顧問医師提携クリニカルサロンミュー代表
INFA国際ライセンスゴールドマスター取得
スキンフィットネスカウンセラー取得
2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。

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