そこに心を置く
ある夜、目が冷めたとき、心がざわつくような嫌な夢を見た感触だけが残っていて、まだ夜中だったけど、私はベッドから抜け出した。窓には月明かり。私が起きた気配に、犬たちが階段を上がってくる。
キッチンで水を飲んで、犬を撫でた。そのとき、不意に、家中のモノたちの気配につつまれた感じがした。
犬と同じように、モノたちは一緒に暮らしているんだ、ということを突然理解した(だから私たちはモノを大切にしたいんだな)。
そしてそれは、物理的な家という場所だけではない、私の今いる場所、これから向かう場所に、心を置く、そういう感覚。
これは、私がうきちゃんと片づけをしたときの、インタビューのときの私自身のコメント。
うきちゃんの片付けの生徒は卒業したけど、私の片付けは日々続いている。
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