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そこに心を置く

ある夜、目が冷めたとき、心がざわつくような嫌な夢を見た感触だけが残っていて、まだ夜中だったけど、私はベッドから抜け出した。窓には月明かり。私が起きた気配に、犬たちが階段を上がってくる。
キッチンで水を飲んで、犬を撫でた。そのとき、不意に、家中のモノたちの気配につつまれた感じがした。
犬と同じように、モノたちは一緒に暮らしているんだ、ということを突然理解した(だから私たちはモノを大切にしたいんだな)。

そしてそれは、物理的な家という場所だけではない、私の今いる場所、これから向かう場所に、心を置く、そういう感覚。

片付けが終わるということは、すべてのモノたちが、あるべき場所に収まっていて、家に何があるか把握できていてる状態。
そうなったら、家に帰ってきたときに、「おかえり」って温かく迎えてもらえるんじゃないかな。

https://olto.jp

これは、私がうきちゃんと片づけをしたときの、インタビューのときの私自身のコメント。
うきちゃんの片付けの生徒は卒業したけど、私の片付けは日々続いている。

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「暮らしのスコレ」でヨガ哲学対談をさせていただいています。 対談で話したこと、話していないこと、「暮らしのスコレ」から得たインスピレーショ…

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