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読書が好き(4)

私の人生を通じた趣味は読書である。今日はちょっとした困りごとについて書きたいと思う。

読み始めたら止まらなくなるということだ。特に小説。深夜、布団にくるまりながら、あとちょっと、キリのいいところまで、と思っていたのが、いつの間にか1冊読み切ってしまう。そこで辞めておけばいいのに、わざわざ布団から出て次の巻を探している。

最近は出社することも少なくなったが、以前は毎日出社していた。通勤の唯一好きだったところは、読書時間になることだ。通勤中に本を読むのはとても好きだった。

電車に揺られながら本を読むのは、なぜかとても集中できる。電車の音や人の話し声、揺れがいい。何度乗り過ごしたことか。しかも、最寄駅で降りても続きが気になってしまい、ホームの椅子に座ってキリのいいところまで読んでしまうこともよくあった。

旅行中も移動時間が長いと嬉しくなる。何の本を読もうかなとわくわくする。本を読む時間を作るためにあえて時間がかかる移動方法を選ぶこともある。

まあ良い。良いのだが、睡眠時間を削ってしまうこと、電車で乗り過ごしてしまうこと、の2つはよくない。寝坊したり乗り過ごしてしまって遅刻した、ということはまだない。他の方に迷惑をかけていないのはセーフだが、いつかやらかしそうだ。

最近は読み始めたら止まらないことがわかっているので平日に小説を読むのを控えている。特にシリーズものはやめている。かといって休日にたっぷり時間が取れるわけでもない。結果的にシリーズものからは手が遠のいてしまっている。

よく思い出してみると、小学生の頃から思っていたと思う。20年経ってもまだこう思うのだから、もう無理なのかもしれないが。

読書の好きなところは「価値観を深めるられるところ」であるが、それ以外にも「別の世界に行けること」である。別の世界に行きっぱなしになってしまっているので、もうちょっとサッと帰って来れるようになりたい。


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