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「時間が足りない!」と感じる本当の理由は「価値観のズレ」だった!

「毎日忙しいのに、なんだか充実感がない…」「1日があっという間に終わっていく…」そんなふうに感じたことはありませんか?
私も以前、「時間がない」と焦り、時間に追われることにストレスを感じていました。

でも、あるとき気づいたんです。私は「やることが多い」のではなく、「自分の価値観とズレたこと」に時間を取られていたのだと。


時間管理を見直すきっかけとなった出来事

私は現在2人の子どもを育てながらフルタイムで働いています。これまで中途採用エージェントやベンチャー企業の人事を経験し、延べ1000名以上のキャリアと向き合ってきました。「その人自身をもっと理解するサポートをしていきたい」と思い、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格を取得するなど、仕事も前向きに取り組んでいました。

そんなキャリアについて考える重要性を理解し、知識を持っていた私でしたが、2人目の育休後に復帰してから、仕事と育児に追われる日々で自分のキャリアを振り返ることができずにいました。

そんな日々を過ごしていたある日、夕飯の準備中に「もうお母さんをやめたい」と夫にLINEを送っていました。翌日、一人で自由に過ごす時間をもらったのですが、その晩、急な腹痛で救急搬送され、入院することになってしまったのです。
突然の出来事に「今の仕事どうしよう…」と焦りを感じる一方で、「このままでは誰も幸せになれない」と強く思いました。そこで、「どんな毎日を過ごしたいのか」を見つめ直すことにしました。

何にどれだけの時間を使っているのかを可視化

はじめに、代表的な1週間をイメージしながら、以下の6つの時間にわけて何時間使っているのか整理をしました。

◆時間の種類

  • 仕事:仕事のための時間、通勤時間も含む。

  • 役割:家事や育児など、義務的に「やらないといけない」と感じる時間。

  • 健康:運動や通院など、健康を維持するための時間。

  • 幸福:自分時間や友人と会う、育児も含めて「幸せ」と感じた時間。

  • 学び:自分の知識や教養を高めるための時間。

  • 浪費:だらだらスマホを見るなど、目的のない時間。

  • 睡眠

◆これまでの時間の使い方

入院前の時間の使い方

この結果を見て、以下のことに気付きました。

  • 「やらないといけない」と感じる仕事と役割に1日14.5時間、60%も占められている。

  • 深夜に目的なくスマホを見ている浪費の時間に2.5時間も使ってる。

  • 「楽しい・リフレッシュ」と感じる幸福・学びが、わずか0.5時間。

私が優先したい価値観は?答えを導いてくれ質問

現状を整理したあとは、自分の理想とする時間配分を考えるために、価値観の整理をしました。複数の書籍を参考にしながら、質問に答えていくうちに、自分の価値観がはっきりしてきたんです。

特に印象深かった質問が、「自分の子供や他人に助言をするときに、一番伝えたいのはどんな行動?一番伝えたくないのはどんな行動?」です。この質問は、普段子どもたちと関わる中で、私が発している言葉から連想ができたので、自分の価値観に気付く大きなきっかけになりました。

そのとき、私が出した答えはこちらです。

◆子供に一番伝えたい行動

  • 好奇心に素直に行動しよう

  • 知らないは恥ずかしくない、わからなければ聞こう

  • お約束を守ろう

◆子供に一番伝えたくない行動

  • やる前から『できない』と諦めること

  • 自分で考えないで行動すること

  • 人に対して不誠実な態度をとること

100個の価値観リストから、ランキングを作成

次に価値観を整理するために、複数の書籍を参考にして100以上の価値観リストを作成。その中から『◎とても重要』『○重要』『×重要ではない』と分類し、最終的に6つに絞りました。

さらにこの6つを「一番最初に満たす目的(土台)」→「最終的な人生の目的」でランキングをつけ、さらに「仕事の目的」を設定していきました。

◆私が大切にしたい価値観

大切にしたい価値観
  • 工夫:現状を改善し、より良いやり方を模索し続ける

  • 寛容:自分と違う存在を尊重して受け入れる

  • 信頼:他者から信頼され、頼りにされる存在である

  • 健康:心身ともに健やかで体調よく生きる

  • 好奇心:ワクワクする体験を追求する

  • 素直:自分の心にウソをつかず生きる

価値観とまったく違う時間の使い方をしていたことが発覚

「時間の使い方の可視化」と「価値観のランキング」をした結果を通じて、今の生活が自分の価値観とまったく違うことがわかったのです。

当時の状況と改善案

◆「素直」— 自分の気持ちに蓋をしていた

まず一番最初に満たす「土台の価値観」である「素直」について注目しました。私は母、妻、会社員など与えられた役割をこなすことで精一杯で、話し合うことすら面倒に感じるほど、自分の気持ちに蓋をして、周囲に頼ることを忘れてたんです。

◆「好奇心」— 学びの時間が0.1時間しかない

次に「好奇心」を満たす、学びの時間が1日0.1時間しかなかったことに気づきました。以前は仕事を通じて「好奇心」を感じていましたが、マンネリ化もあり学びや発見を得る場ではなくなっていました。

◆「健康」— 時間を確保できているが、効果的ではなかった

1日0.5時間を確保していたものの、その多くは通院に費やされ、週末のジムも習慣にはなっていましたが、単調で惰性的になっていました。

◆「寛容」— 環境はあるが、ゆとりを持てていなかった

社内で実現できる環境ではあるものの、相手の価値観や才能を尊重するという次元まで、ゆとりを持てていなかったと反省しました。

◆「工夫」— 自分の軸であると再認識

最後に「最も大切な価値観」の「工夫」について、自分や周囲に対して現状を今より少しでもよくすることに私は大きな喜びを感じるということを認識できました。そのために知識を得たいし、相手の価値観や才能を知りたいなど、一つ一つの価値観がつながっていきました。

そこで、土台である「素直」「好奇心」「健康」から順番に満たしていくよう、時間の使い方を変えることにしました。

価値観に素直に行動したら、時間の質が変わった

◆「睡眠時間」の確保、深夜のスマホNG

まずは夜更かしの原因だったスマホ時間をなくし、睡眠時間をしっかり確保しました。子どもの夜泣きで起こされた後、スマホを見ることが習慣になっていたのです。私にとって、誰にも邪魔されない貴重な時間ではあったものの、夜中にスマホをみることは健康上にも良くないということを学んだので、スマホを寝室に持ち込むことをやめました。今では寝る1時間以上前にはスマホから離れるようにしています。

◆「役割の時間」を削減、夫に時間の使い方を相談

次に夫へ家事と育児の分担について、相談をしました。ほぼワンオペでやっていたので、「朝食の用意か子どものしたくをしてほしい」「週に数日でもいいから、平日に子供をお風呂に入れてほしい」と伝えました。その結果、平日の週2日は、朝1時間早く家を出て本を読む時間を確保。夫が早く帰ってきた日の夜は、子供たちと気兼ねなく遊ぶことができました。

するとだんだん夫にも変化が現れ、休日に平日用の夕食の作り置きをしてくれたり、洗い物など率先してやってくれるようになりました。自然と話し合う機会が増え、夫婦関係もよくなったと感じます。

◆現在の時間の使い方

時間の使い方の変化

「時間が足りない!」の初めの一歩は、「価値観」を知ることから

もし「時間が足りない!」と感じているなら、まずは次の2つを試してみてください。

  • 「価値観に合わないことに時間を使っていないか?」をチェック

  • 行動や選択をするときに、自分の価値観を優先する

はじめは「やめる」「周りを頼る」ことに抵抗があるかもしれません。でも、実際にやってみると、意外と不要なことや、レベルを落とせることが多いと気づくはずです。また、時間の使い方を相談することで、相手との信頼関係を深めることもできます。

『時間管理は、「がんばる」ではなく、価値観と才能を活かす仕組みづくり』

時間は物やお金と同じく有限です。当たり前に存在し、気が付くとあっという間に過ぎていきます。だからこそ、現状にストレスを感じているのであれば、理想の時間をつくるための一歩を一緒に進みませんか?

私が実践してきたこの方法を、誰でも取り入れやすい形でまとめたプログラムを提供する予定です。詳しくは、近日公開の 「タイムデザイン」 という記事でお伝えします。楽しみにしていてくださいね。

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では、また。


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