見出し画像

確かに、明けない夜はないけれど


躁鬱は呪いだ。希死念慮にも、波がある。


時間が経てば大丈夫になるということを知っているのに、繰り返すから嫌になる。楽しいことが続けばその分の代償として苦しみに襲われ、鬱が続けば躁がやってくる。確かに、明けない夜はないと思う。止まない雨もないと思う。だけど、明けっぱなしの日中だけが人生じゃないから。晴れ渡る空が続くわけないことを、もう知ってしまっているから。すぐに雲で覆われ、孤独の波に攫われる時が来るから。だから、真っ暗な未来が怖い。

ずっと幸せでいることを、許されない呪いをかけられているみたいだ。ずっとハッピーでいるということができない。確かに普通の人の幸福度や充実度にだって波があると思うけれど、その比じゃないくらい躁鬱の波はしんどい。

一日平和に過ごせたとしても、その精神はきっとすぐに壊れるから。幸せのその先が怖い。また幸せがくるかもしれないけど、その分の辛さが待っているのだ。

もういっそ、全部から解放されて楽になりたいと思う。こんなこと何度言っているか分からないけれど、消えられるなら生きていた証ごと消えてしまいたい。辛いもしんどいも言葉にしてTLに流すことしかできない自分は、救いを求めていながらそれを怖がっている。心が受け付けていないのだ。それなのに他の人さえも救おうとして、いくつもの矛盾を抱えた私がここにいる。

誰か、お願いだから私を殺してくれないかな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?