もうお肉は食べないと誓った日。
いつもより肌寒い朝。最近体がずいぶん硬くなっていることに気がつき、午前中はストレッチをしようと決めていたが、どうにもこうにも昔から体を動かす系のことは毎日続かない。今朝は3日ぶりにストレッチをした。まだ変化はあまり感じない。
昨日zoomで収録したケセランパサランTV(YouTubeで毎週土曜日19時配信)の編集をした。先月から毎週zoomで撮影しているが、代わり映えしない映像に飽きてきた。このままだと楽しめなくなってしまいそうなので、何か対策を考えたい。
私は1ヶ月半前からお肉を食べないペスカトリアンという食生活をしている。家畜が環境に良くないと言うふわっとした情報は知っていたが、あくまでも自分の身体にフィットする食生活を模索したいという気持ちから始めた。
色々試していくと、ヴィーガンやベジタリアンなどの食のスタイルが地球にどんな良い影響を与えるのか?ということも学びたくなって、Netflixで「COWSPIRACY -持続可能性の秘密-」を鑑賞。今まで知らなかった地球の現状やショッキングな映像の数々は衝撃だった。もう私がお肉を口にする日はこないかもしれないと思った。
環境保護活動を始めた一人の男性が、環境に大きな影響を与えている「畜産業」について調査を行った過程を撮影したドキュメンタリー。様々な環境保護団体などにインタビューをしていくが、話題が「畜産業」のことになるとみんな一斉に口を閉ざしてしまう。
ブラジル・アマゾン破壊の最大の原因は、牛の放牧や牛の餌になる大豆の栽培。そのことを知り、声をあげたアクティビストたちは次々と殺害されてしまった。殺害したのは牧場主。過去20年、ブラジルで殺害されたアクティビストは1100人以上だという。
映像の中では、数字やグラフで比較した情報が多く、畜産業がどれだけ「環境汚染問題」や「食物問題」など、全ての原因に最も強く関わっているのかがわかりやすく説明されていた。
乱雑に家畜が扱われている映像や、数秒前まで走り回っていた鴨が捌かれる映像、野生の動物が次々と銃殺される映像など、直視できなかった。
つい最近まで私はお肉を食べていたわけだが、家畜は日々殺されているという事実に正直今まで目を向けていなかった。食卓に並ぶ数日前まで息をしていたということを意識せずにこれまでお肉を食べ続けてきた。その日常を思い返してみると気持ち的に受け入れられない。
印象に残った言葉たち。「私たちはこの地球を他の動物たちと共有していることを忘れてはいけない」「知識を行動に移し、地球や他の生き物に対して思いやりを持つことが理想の道だ」
食のスタイルはそれぞれ自由で、「お肉を食べることが悪だ!」とは言わない。私も完全なるヴィーガンに今すぐなるのは難しいし、いつかそうなれるか?と思うと100%の自信はない。
でもまずは知ること。自分の住む国や地球が今どんな状況にあるのか。その知識を持った上で行動し、それぞれの選択をすることが大切なんだと感じた。自分の今の生活の中でできること、自分の心や体、そして地球にとって優しい選択を心がけていきたいと思う。
今日もずっと家にいたが、学び多き1日だった。
武藤千春
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