私の2020年上半期を振り返る。
長かったような、短かったような。気付けば2020年も折り返し。
当たり前なんてなかったんだと感じたし、思いがけず目の前に現れた変化は、自分の強さや弱さと真正面から向き合う期間になった。
せっかくだから、この半年間を振り返ってみる。
東京と長野の二拠点生活を始めてまだ間もなかった1月。新しい暮らし方、新しい働き方、ワクワクしながらも、新しい環境や日常のペースに慣れることでいっぱいいっぱい。特に長野での暮らしは知り合いも誰もいないし、見知らぬ土地で、景色も空気も時間の流れ方も、なにもかもが新鮮に感じた。
3月からは新しいラジオ番組がスタート。放送を重ねるたびに次から次へと反省点ばかりが溢れてきて、自分の未熟さになんとも言えない気持ちにもなるが、毎週たくさんの反省点と向き合いながらも試行錯誤して自分なりの答えを見つけていく瞬間が楽しい。
そうこうしているうちに新型コロナウイルスという見えない敵は世界中に広がり、私たちの生活を一変させた。
制限された中で与えられた時間は、知らぬ間に凝り固まっていた身体や頭が自然とほぐされ、新しい日常を丁寧に味わうことができたし、これまでにない身軽さを手に入れたような気がする。
4月には一つ歳を重ね、25歳に。幼い頃にイメージしていた20代半ばはもっと大人だと思っていたけど、まだまだ私は子供な気がするし、そもそも大人ってなんだろう?と、そんな疑問を抱きながらも、それでも毎日が楽しいしワクワクする。いっそのことこのまま一生大人にならなくても良いのかも?とさえも思ってきている。
食生活が一変したことも、私にとってはとても大きな変化だった。お肉を食べないペスカトリアンという食のスタイルを実践するようになり、自分の身体に合ったライフスタイルにより近付いた気がする。自分の身体や思考にフィットする食事や暮らし方、日常の行動を考えていくうちに、色んなものに関心を持てたし、色んなことを知るきっかけになった。
この半年間は、自分の心の声をたくさん聞いて、さらに勇気が湧いてきたし、もっと自分を愛して、もっと自分のことやその周りにあるものを知って、学びたいと思った。
まだまだやりたいことはたくさんある。まだまだ行きたいところもたくさんある。まだまだ時間を共にしたい人もたくさんいるし、まだまだ出会いたい人たちもたくさんいる。
もうすでに毎日楽しいし、充実しているけど、2020年下半期も、より自分の心に素直になって、好き勝手にどこへでも進んでみよう。
他人と比べずありのままで、身軽に、美しく、逞しく、自分の道を思いっきり歩いていこう。
武藤千春
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