結婚契約とは!?
私が進めようとしている結婚契約、カップル契約は他の国ではどうなんでしょうか?いま、外国で発達しているのはアメリカの婚前契約(プレナップ)が挙げられます。これは、婚姻前に婚姻当事者が協議して、約束した事項を契約書としたものをいいます。プレナップというのは英語ですが,正確には,prenuptial agreementといいます。契約の内容としては、日々の生活での家事の分担についてとか、少々大掛かりな財産分与や離婚の条件(子供の親権等)について前もって取り決めることが多いのかもしれません。特に、物事をあえて明確にしない日本的な文化では、結婚というおめでたい祝い事に,「契約」という硬い、冷血なイメージなものを持ち込むことに結構抵抗感があるのかもしれません。
欧米、特にアメリカでは一般的な制度だといわれていますが,日本ではまだまだ馴染みは薄い制度です。でもここにきて世の中、新型コロナの影響もあって、生活、仕事、家庭環境も微妙に変化しつつあります。
どんな場合にせよ、人はさまざまに幸福を追求する権利、個人の尊厳性が憲法13条で認められております。しかも憲法なのですから国は最大限に尊重しなければならない。
世がどんなに変わっても人が個として尊重されるものに違いありません!
婚前契約(プレナップ)、結婚契約で幸せの生活の具体化!!うまく活かして参りましょう!応援いたします。
「婚前契約」と「結婚契約」の違いって何でしょうか?
婚前契約はその名の通り、入籍前に契約するものですが、結婚契約は入籍前でも後でも構いません。ですから、事実婚も含みます。
大きな違いは民法で夫婦の契約取消権があるので、入籍後に契約した結婚契約は取り消しができることです。 これは、法律は夫婦の問題に関与しない、つまり法は家庭に入らないと言うことなんです。 家庭内の問題は家庭内に任せることが一番良い、重大犯罪は別にしても家庭内で対処せよ、だから国家は関与しないと説明されております。
入籍された夫婦はこの契約取消権があります。もちろん円満な夫婦であることが前提で、夫婦関係が破綻していたり、第三者が関与していれば取り消しできません。この契約取消権の有無が違いと言えます。
さらに、結婚契約を結ぶ意味としては、お互いの気持ちの合意を二人で取ることで二人の立場を明らかにし、相手の気持ちを大事にする前提ができると言えます。
結婚契約は、結婚後も更新・変更がお互い自由であるので常に新鮮な夫婦関係を継続していくことができます。