chiharu

こばやしです。

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最近の記事

怠惰

仕事を辞めて2ヶ月になる。 最近は、9時に起き1、2時間携帯をいじる。 それに飽きたら起き始め顔を洗い歯を磨く。 犬と遊んでDVDや録画しためておいたドラマやバラエティーを観る。 お腹が空いたら食べられるものを探して口に入れる。時々、泣く。 そんな毎日の繰り返しだ。 病院の先生は、温かいお布団に毎日入って寝れたら100点だよ、と言う。 では、あなたはなぜ働いてるのですか?、と言う疑問がわいてくるが黙っておく。 しぬことだって頭にあるが、別に今はそれが遠くにあるから口にする

    • けんたろうくん

      中学3年生の時、私のクラスに転校生がやってきた。 けんたろう それが彼の名前だった。 彼はすごくモテた。ゴールデンレトリバーのような愛くるしいルックス。高い背。それでいて頭もいい。そしてすごく天然。 モテる要素はたくさんあったけど、何より寡黙で謎に包まれていたことが中学3年生の女の子を引き込んだのだと思う。 体育祭でクラス対抗リレーの時、130人もの同級生が走ったが、彼1人だけなぜか裸足で走っていた。 理由を聞かせないオーラがあり誰もなぜか問いたださなかった。 私も

      • あだこだ

        仲の良い友人からの連絡が途切れた。 悪い想像ばかりしてしまう。 他の大切な友人は、社長にひどいことを言われたらしい。 『どうにか生きていてほしい』 自分がこれからも自殺しない保証がもてないから、いえなかった。 悪い想像ばかりしてしまう。 悪い想像ばかりしてしまう。

        • うみの死神

          死神の短歌だよ。 『さよならは   上手くいえない  ボクだから  飛び込んでから  さよならいうよ』

          一部になりたい

          海の一部になりたい。 足首までを海に入れる。 あぁこのまま進んで行けば海の一部になれるだろうか。 今日は波が激しかった。 あそこの波まで行けば海の一部になれるだろうか。 関係者以外立ち入り禁止。そんな看板をみてみないフリをして堤防に立つ。 あぁ、あそこまで行けばきっと海の一部になれる。

          一部になりたい

          秋っぽさ

          急にすずしくなった。 ほのかだけど秋の匂いがした。 長袖を着るのはまだ早いけど、早く薄手の長袖をきたい。フォルム的に長袖の方がかわいい気がする。なんとなくだけど。 『今日は、エアコンをつけて寝なくてもいいと思う?』 『半ズボンと長ズボンどっちで寝た方がいいと思う?』 弟の声もわずかに弾んでいる気がする。 こうして本格的に秋が来て、冬がくる。 知ってた?冬ってね、朝は0度を下回るんだよ。暖房をつけて、それでも寒いの。公園のベンチにいるのも大変で、コンビニで温かいミルクティー

          えらべる

          夏の甲子園。 大旋風を巻き起こした大社高校。 延長にもつれ込んだ試合で大社高校の監督が緊張する選手たちに向かってこう言った。 『"勝たないといけない"なんて決まりを誰が作った?君たちが"勝ちたい"、そう望むだけだろう。勝たないといけないなんて決まりはないんだ。だからプレッシャーを背負う必要なんてどこにもない。』 わたしだってきっとそう。 なりたい自分は確かにある。 でも、ならないといけないという決まりはない。 きっとじぶんが望むだけ。 ここ1ヶ月は落ち込んでばかりだね。

          えらべる

          じぶんのかわいいが言えない

          親の気持ちに敏感だ。 親がこっちの方がかわいいんじゃない?と言うと自分がなくなってしまう。 じぶんはこっちのほうが可愛いと思っていても。 いつだって親に頼っていた。そうすれば選択したとき間違っていたら言い訳ができる。 いつだって言い訳ばかりだ。 もうそんな歳じゃない。 もうそんな歳じゃないよ。

          じぶんのかわいいが言えない

          おんどさ

          おんどさを感じる。 おんどさを感じさせている。 私が怖いことは相手は怖くないらしい。 生きるための勇気が圧倒的に足りない。 しぬための勇気も圧倒的に足りない。 おんどさを感じる。 おんどさを感じさせている。

          おんどさ

          日々の憂鬱

          しにたい周期がきた。 前回ほどきつくはない気がするが、しにたい周期には違いがなかった。 行くつもりだった病院はキャンセルした。 なんか、もうどうでもよくなってしまった。 体調も今の薬があってるのかもどうでもいい。あってなかったらあってなかった時だし。 そもそもそんなに生きたい人間じゃなかったし。 副作用にもしかしたらしんじゃうかもって書いてあった。うれしかった。 一方で精神科では元気にしておいた。 ニコニコしながらもう大丈夫ですと言っといた。 診断書を出さないと働けないか

          日々の憂鬱

          ハローワークに行ったら死にたくなった話

          先述すると、いい求人がなかったからしにたいのではない。いい求人はあった。数えてないけど、それなりの数はあったと思う。 じゃあ、なんでこんなに胸が苦しく、しんでしまいたくなったのか。理由は簡単だ。働いている時の体調の悪さを思い出してしまったからだ。 心臓がバクバクするあの感じ、空気がうまく吸えなくなるあの感じ、感じるはずのない吐き気、首を絞めたくなる衝動。 前職、前々職、体調の悪かった体験が自分の体内にはインストールされていたらしい。 いい記憶で上書きされていないのだから当た

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          将来のゆめ

          自己啓発本のタイトルみたいになってしまった。 『将来のゆめ』 生まれて初めてなりたかったのは、アイスクリーム屋さんだった。アイスクリーム屋さんになれば大好きなアイスがお腹いっぱい食べれるだろうと思っていた。 気づいたら、トリマー、看護師、スクールソーシャルワーカーの変遷をたどり放課後等デイサービスの職員になった。 大学生の時、放課後等デイサービスでアルバイトをしていた。そこでは、楽しいこと、大変なこと、つらいこと、色々経験した。 子どもが楽しそうに笑ってくれたら、どんな

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          くすりといろいろ

          この薬を飲んで得たやさしさは誰のものですか? この薬を飲んだ私はやさしくあれますか? この薬を飲んだ私はやさしいままですか? やさしくいられることが生きる理由だった。 純度100%で人にやさしくしていたかった。 だから薬を飲もうかどうか迷っていた。 薬を飲んで得たやさしさは自分のものだと思っていなかったから。そんな偽物のやさしさはいらなかった。 いま、本当は偽物の私なのかもしれない。 偽物の私も悪くはない、ね。

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          むかしのせんせい

          『"聞く"って字は、 目と耳と心できけるように"聴く"って書きなさい。』 『心はね、心臓のあたりにあるように思われているんだけど、僕は手にあると思う。』 『たまにはね、一緒に間違えてあげることもやさしさなんだよ。』 『不正解と間違いはちがうんだよ。』 『作られたやさしさもやさしいことにはかわりがないの。』 『あなたはね、絶対に大丈夫だよ。絶対。僕は未来がみえるんだ。』 小学生の私には、少し難しかった。 でも、絶対大丈夫なんだよ。 未来がみえるせんせいが言ってるの。

          むかしのせんせい

          元気だけどしにたい

          『死にたいけどトッポギは食べたい』 本のタイトルみたいになってしまった。 元気だけどしにたい。 思春期のころから漠然としにたかった。 20歳を超えてやっと死と手を繋いで歩けるようになった。私の方が足がはやいときもあれば向こうの方がはやいこともあった。 いくら頑張っても手を離してはくれなかった。 それとも私が手を離さなかっただけかもしれない。 『元気になったら遊ぼうね。』 『元気になったら連絡してね。』 『元気になったら旅行に行こうね。』 元気になったら、元気になったら、

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          精神が言うことを聞かなくなった

          ずっと誤魔化して生きていた気がする。 初めてこころのもやもやを感じたのは、小学校6年生の時だった。給食がいきなり食べられなくなった。ミートスパゲッティ。どうしても食べることができなくてトイレに駆け込んだ。吐くことはなかったがなぜか涙がとまらなかった。自分がおかしくなってしまった。絶望した。今になれば小学生の絶望なんてかわいいものだと思うが世界が狭かった分、絶望はたしかに絶望の形をしていた。 2、3週間給食を食べられなかった。担任の先生が明らかに様子がおかしくなった私に必死に声

          精神が言うことを聞かなくなった