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食で変わるココロとからだ①

先日、食育ミネラルアドバイザーの国光美佳先生をおよびして

【ミネラル食でお薬いらず!食と子どもの発達のお話】

とうい講演会を開催させていただきました

『食べたもので身体ができている』
ひどい食事をしていると生活習慣病になる』

などは常識としてみなさん知っていると思いますが

ミネラルの不足が
病気や精神状態に関係していること

ミネラルを摂ることで
子どもの癇癪が落ちついたり、やる気が出たり、
コミュニケーションを取れるようになったりする

これらの事は知らない方も多いと思います

“ミネラル食”というと何か特殊な感じもしますが

まず第一段階は
だし粉を混ぜる、良いオイルをかけるなど本当に簡単なことでいいのです◎

そして、一番大切なのは
まずはお母さんからミネラル食をはじめること!

最初にこどもからはじめてそれが上手くいかないと挫折してしまう

旦那さんに相談すると、上手く理論的に伝えることができず理解してもらえなくて始める前から疲れてしまう

まず自分で2週間やって、
お母さん自身が効果を実感する

元気になる、冷えがよくなる、イライラしなくなる
そうするとそれを感じて家族も変わりますとのことでした

今回の投稿は先生のお話しでもミネラルについての基本的なお話の部分を抜粋しました

次の投稿ではなぜミネラルを摂ることで発達障がいと診断された子の症状が改善するのか

国光美佳先生のお話を聞いて学んだこと感じたことなどをまとめたいと思います

ミネラルってなに?

中学生や高校生の元素記号って勉強しましたよね?

この中から、酸素、水素、窒素、炭素を抜いたもの全てがミネラルです


《ミネラルは5大栄養素のひとつ!》

糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル5大栄養素といいます
どちらかというと、タンパク質やビタミンが重要視され
ミネラルについては今まであまり大切さがクローズアップされることがありませんでした

ミネラルは自然界の中に100種類以上存在しますが、
そのなかでも
体内の中で様々な働きをする、通常食事からでは不足しがち
なものを必須ミネラルといい16種類あります

①カルシウム   ⑨亜鉛   
②リン      ⑩銅   
③カリウム    ⑪ヨウ素
④硫黄      ⑫マンガン 
⑤塩素      ⑬セレン 
⑥ナトリウム   ⑭モリブデン
⑦マグネシウム  ⑮クロム
⑧鉄       ⑯コバルト

 ①~⑦主要ミネラル:1日摂取量100mg以上
⑧~⑯微量ミネラル: 1日摂取量100㎎未満

《ミネラルの働き》

◎主要ミネラル
・歯や骨をつくる
・電解質として浸透圧を調整する
・神経や筋肉の機能を調整する

◎微量ミネラル 
・体内でさまざまな役割を担う有機化合物を構成する
・酵素やホルモンの作用に関与する

~ミネラルの働きは大きく3つ~

①体の構成材料
骨を作るにはカルシウムやリンが必要となります

②生体機能を調整する
血圧の調整だけでもナトリウム、カリウム、マグネシウムなど多くのミネ ラルが必要になります。血圧を下げるにはただ塩分(ナトリウム)を控えればいいということではないのです

③タンパク質などと結合して働く
ミネラルは酵素の構成成分であり、不足することで酵素が働けなくなり様々な影響が出てしまいます


このミネラルと酵素活性のお話は、発達障がいや精神の話とも大きく繋がってくるので
後ほどまた詳しく書きたいと思います



“現代人はカロリー過多の栄養失調”
“新型栄養失調”

などと言われているのは知っていますか?

食が豊富でカロリーは摂れているのに
ミネラルやビタミンなどが不足しているためです
これは多くの病気の原因ともなっています
なぜミネラルが摂れないかというと、、

〇野菜自体の栄養価がかなり低くなっている・・農薬や土壌の問題

〇水煮野菜などはミネラルがほとんど抜けてしまっている

〇リン酸塩が使われている食品が多く、せっかくミネラルを摂っても排泄されてしまう

などです。
普通に健康的だと思われるような食事をしていても
実はミネラルは不足してしまうのが現状です

リン酸塩はあらゆる加工品に使われていて、美佳先生のご著書『食べなきゃ、危険?』で見分け方など詳しくご紹介されています



《女性に多いミネラル不足による不調》

例えば、
鉄が不足すると
めまい、立ちくらみ、肩こり、頭痛、抜け毛、集中力低下、イライラなど

女性は当てはまる方が多いのではないでしょうか?
妊娠、出産、月経など女性はミネラルが出ていってしまう機会がとても多いのです

美佳先生は言います

出産から3~4年のママはみんなミネラル不足
赤ちゃんを育てると母乳からもミネラルは出ていってしまう
お母さんって本当にすごいんですよ〜
お母さんはイライラしたり体調が悪いのは当然
周りのサポートが必要なんです、と。


《ミネラルを摂るにはバランスが大事》

血圧の調整にはナトリウム、カリウム、マグネシウムなど多くのミネラルが必要とお話しましたが、ミネラルはチームで働きます

サプリメントなどでひとつのミネラルを摂ればいいのではなく
むしろ過剰摂取が問題となることもあります

カルシウム・・泌尿器系結石
マグネシウム・・下痢
水銀・・水俣病、自閉症の原因
アルミニウム・・認知症の原因
カドミウム・・イタイイタイ病など

では、

《どうやってミネラルを摂るの?》


美佳先生のミネラル食の取り入れ方はとっても簡単!
カップラーメンしか食べないような子たち(ネギも抜いちゃう!)にミネラルを食べてもらうには?
工夫を重ねて実践されてきているからです

第一段階 かける・混ぜる

①ミネラルのたくさん入った出汁粉をごはんにまぶしたり、調理するときに混ぜる

塩などの調味料を入れる容器に入れて食卓に置いておくと、うちの子たちも何にでもかけてます!

②ご飯を炊くときに雑穀を入れる
良質な油(エクストラバージンオリーブオイルやごま油)をかける

③お酢やレモン汁、梅干しなど酸っぱいものと一緒にミネラルを摂るとキレート効果で吸収が良くなります

出汁粉、オリーブオイル、味噌を1:1:3で混ぜたもの
お湯を注げばすぐに美味しい味噌汁が飲めます◎


第二段階 食卓全体の見直し

①ミネラル豊富な食材を使う

小魚や貝類・・煮干し、めざし、ししゃも、牡蠣
海藻類・・昆布、わかめ、ひじき
たね類・・蕎麦、胡麻、玄米、大豆
木の実・・くるみ、アーモンド、栗

②リン酸塩を避ける
ソーセージやハムは無塩石のものを選ぶ
ちくわやはんぺんなどにも使われます
(ぷりぷり、ふわふわにする効果があります)
メタリン酸Naなど、食品裏表示をよくみる

③一物全体食、ミネラルを逃さない調理方法

一物全体食・・野菜の皮や芯にたくさんミネラルが含まれます
煮込んだ煮汁も捨てずに使う(ミネラルが溶け込んでいます)

第三段階 ミネラルオーガニックごはん

①調味料、主食の置き換え
調味料を添加物の入っていないものに
小麦食から米食へ

小麦は腸の炎症の原因になることも
(リーキーガット症候群)

②食の足し算と引き算

良いものを摂るだけでなく、身体に悪いものを避ける

避けたいもの

⚫︎砂糖・人工甘味料
⚫︎電磁波
⚫︎アレルギー、過敏症を示す食べもの
⚫︎有害金属
⚫︎遺伝子組み換え食品
⚫︎農薬、殺虫剤
⚫︎化学物質など

砂糖はミネラル泥棒!
甘味の摂りすぎで骨がもろくなります

精製した白砂糖は急激な血糖値の乱降下にも関わり、だるさや癇癪の原因にも

国光美佳先生のご著書にも色々と詳しく書かれているので、ぜひご参考になさってください

『発達障害にクスリはいらない』は9月に新装版が発売されます


では、なぜミネラルを摂ることで癇癪、うつ症状、パニックなどが改善するのでしょうか?

国光美佳先生が関わった発達障害と言われるようなこどもたちの症例

アスペルガー症候群
高機能自閉症
ADHD
自閉症スペクトラム
低体温
アトピー性皮膚炎
睡眠障害
癇癪
不登校、リストカット
化学物質過敏症など

この仕組みについては次の投稿でお話ししていきますね!

お読みいただきありがとうございます

茨城県ひたちなか市で夫婦で統合的な見方による治療院をしています
心身の不調のサポート、発達相談、カウンセリングなど、ご縁がありましたらよろしくお願いします🌿


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