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発達障害のキーワードは魚類脳の抑制〜発達障害治療革命より③〜


前回、
発達障害の原因は
魚類脳(扁桃体)の過活動
であり

上位の脳が育つことで下位の脳が抑制される
とお話ししました

今回は魚類脳=扁桃体とは何なのかについてです

生命の脳の進化をみてみると、
生命の最初、水の中にいたお魚の脳は
人間の脳でいう“扁桃体”となります

扁桃体ってどんな脳?

扁桃体の目的は生命維持
内臓と自律神経を司ります

敵がきたら交感神経を働かせて逃げる!

捕まってしまい戦っても無理だと判断すると
副交感神経が働きシャットダウン!

これにより、
出血量が少なくなったり
意識がなくなり食べられても痛くない状態をつくります

扁桃体の過活動とは?

扁桃体は危険を察知すると
戦うかor逃げるorシャットダウン
を決めるのですが

実は、発達障害の子の脳では
扁桃体の過活動が常に起こっているというのです

戦う・・喧嘩や言い争う
逃げる・・教室から出ていく
シャットダウン・・不登校や引きこもり

なんだか、とても納得いきませんか??


発達障害の子は危険を察知し続けている!

なぜ、扁桃体が過活動を起こしているかというと
常に何かを怖がっている
危険が迫っていると感じる

本当は危険でも何でもない教室が
発達障害の子にとってはとても危険な場所になるのです

身体から安心安全をつくる
〜金魚体操のすすめ〜

保育園や放課後デイサービスを利用する児童にも取り入れられる“金魚体操”

寝た状態で、大人が足や体に軽く触れて、ゆらゆら揺すってあげる体操です

まさに、扁桃体が主役だったお魚のときの動き!

この、“優しく”が大切で
優しく触れたり、さする、揺らす動きが扁桃体に届くのです

(マッサージのようにぎゅーぎゅー触れるのと刺激は大脳皮質の方へ届いてしまいます)


発達障害のひとの状態をみていると
「ありえない恐怖感」を勝手に感じてそこから悪循環が起きていることが多く

その鍵が扁桃体の過活動にあるのです

「ありえない恐怖感」が取れることで
芋づる式に生きやすくなるひとをたくさん見てきたと田中先生はいいます

発達障害は脳や心を治さないとと思いがちですが、
実は
身体から治すことができるのです!

いわゆる、HSP(繊細さん)
近年多い化学物質過敏症や音が苦手、匂いが辛いというような症状も扁桃体症候群のひとつです

それでは次回は、
なぜ魚類脳(扁桃体)の過活動がコミュニケーションや社会性障害に通じるのか “鰓弓神経”のお話しです

田中先生の『発達障害治療革命!脳神経内科医からの提言』はこちら

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