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要約読書術9 脳

「残り97%の脳の使い方〜人生を思い通りにする!脳と心を洗う2つの方法」苫米地英人 フォレスト出版 2008

人類史上最も早い変化を遂げる社会で生きている私達は、脳を最大限に使えなければ、生き残れない。

人生を思い通りにするには、
他人を動かす技術
相手を無意識に説得する
   1.言葉を使い、いかに効果的にプレゼンするか
  2.言葉を使わない、正しいか正しくないかではなく価値基準ファクトを使いイメージで洗脳する

相手を動かすために知っておくべき脳と心のメカニズム
1.変性意識
・リアリティを感じている世界が、仮想世界にある
・変性意識下では、臨場感を共有する人達の間でラポール(独自の親近感)が起こる
・怖がらせる事が物理的現実世界の臨場感から切り離す技術

2.内部表現
・日常的に生きている世界は、其々の人の経験や知識内容、個々の存在のそのひとにとっての重要性で、異なって認識された内部表現と言える
・内部表現の書き換えで病気が治る

3.ホメオスタシス
恒常性維持機能〜長く生きながらえさせる為に、生体の安定的な状態を維持しようとする傾向。人間は生きていく上で、真意識レベルで体内のさまざまな機能が安定的に活動し、体に負荷がかからないように呼吸や心拍数が一定のリズムで保たれている。
・ホメオスタシスは他人に同調する。自分自身のイメージさえ自由にコントロールできれば、何もしなくても相手の世界に入り込み、影響を与えることができる。
・自分自身がリラックスすると、相手も自然なリラックスする。息を吐きながら徹底的に身体をゆるめる
・Rゆらぎ
本人が現在臨場感を感じている現実世界のRリアリティを揺るがすテクニック。情報空間は、Rをゆらがらせた者のものになる
・相手が現在感じているに違いない事、見ているに違いないものを言葉にしたり、ジェスチャーにして、相手の無意識に提示してあげる
・ゆらがせるというのは、自分が介入したことによって、新しい内部表現世界を作り上げる行為になるので、その世界が内部表現を作り上げた人のものになる
・身体が感じている臨場感から、言語の世界に臨場感が移動する。こちらが発した言語の世界に臨場感を感じるということは、こちらの支配している情報空間に相手の臨場感が移行する
・情報空間を支配した後に、相手の内部表現を書き変えて価値基準を変えていく必要がある
・人間が持つ小さな価値基準を1つ1つ掴んで、全体の価値基準をもう一度つくりなおす。一連の動作はワンセットと記憶するので、フレームの組み合わせ方をコントロールすれば、相手の価値基準を変えることができる。
(例えばフレームの中断とは、名刺交換で、相手が取ろうとした時ちょっと引く、目が釘付けになっているときに渡す)
・人は重要なものしか見えない
・人は見る準備をしているものしか見えない
心理的盲点、それがスコーマ
私達は何が本当に欲しいか知らない。コンフォートゾーンの中で生きているので、それを変えて自分の能力に対する自己評価を高くする。環境を変えるのではなく、自分を変えれば良い。

目標を達成する技術が必要
・目標が無いと死んでしまう
・目標を持つと潜在能力が発揮される。リアルなイメージ力が人生を作る。大きな目標を持つ
・将来を意図的に作る、人生を自分から選択していく
引き寄せとは、目標が強くリアルにイメージされる事により、コンフォートゾーンがずれ、スコトーマが外れ、目の前にあった目標達成に必要なものが「これまで見えなかったものが見えるようになる」
・創造的無意識下にあるセルフイメージをアファメーションを使って替える

メンタルトレーニング
これまでの経験で非常に誇りに思っている事5つを4週間毎日1日2回朝と夜に読む 過去の成功を将来の目標に浴びせる
②人生に失敗した事5つと、いかにそれを上手に回復したかを書く

エフィカシーが高くなり、コンフォートゾーンのレベルが上がり、スコトーマが外れ、目標を達成する方法が見えてくると本当の夢に出会える

感想
脳の使い方を変えれば人生が思い通りになる。メンタルトレーニングの基礎となる本だと思いました。

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