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ALSと難病医療費助成金制度#04

こんにちは、chigusaです。青空が広がるだけで少し気分が上がりますね。今日は私たちも父がALSと診断を受け、右も左も分からない状況で戸惑った申請のお話し。

私たちは父のALSの診断を受け、今後の生活はどうなるのか?治療のお金は?確定診断の際には既に歩行に支障が出ていたので、このままの家じゃ生活が出来なくなる…など様々な不安があったのを覚えている。そんな感情の中で病院でのソーシャルワーカーさんとのお話で難病医療費助成金制度のお続きを行う事になった。

難病医療費助成金制度とは・・・効果的な治療方法が確立されるまでの間、長期の療養による医療費の経済的な負担が大きい患者を支援する制度です。

つまり、医療費の自己負担限度額が下がるものと私は理解しています。

こちらの制度利用には条件があります。

「重症度分類が一定程度以上、あるいは高額な医療を継続する必要のある患者さんが対象で、都道府県知事又は指定都市市長の指定を受けている「指定医療機関」で治療を受けていることが条件です。」

簡単にまとめると「指定医療機関」で治療を受けており、「指定難病」と診断されている事。「重症度分類等」が2〜5度である事。この2つが認められると、自己負担額上限の"一般”区分に申請可能となります。

さらに、「月額医療費総額5万円を超える月が年6回以上」ある場合には、自己負担額上限の"高額かつ長期”区分に申請可能となります。(**月額医療費総額5万円というのは、医療費の自己負担が2割だと仮定すると、1万円を超える月が年間6回以上あるということになります。)

難病医療費助成金制度申請の流れ

1. 都道府県や申請窓口で、申請書と臨床調査個人票(診断書)の用紙をもらいます。
2. 診断書の用紙を指定医療機関へ持って行き、指定医に診断書を作成してもらいます。
3. 申請書、診断書、健康保険証の写し、住民票、市区町村民税課税証明書(市区町村役場で交付)、同意書を添えて保健所に提出します。

高額かつ長期申請の流れ

以下の書類を揃えて保健所等に提出することで申請が出来ます。
1. 特定医療費(指定難病)支給認定申請書(新規・更新・変更)
2. 特定医療費(指定難病)受給者証
3. 指定難病特定医療費自己負担限度額管理手帳の写し。

高額かつ長期申請は「月額医療費総額5万円を超える月が年6回以上」ある場合には、自己負担額上限の"高額かつ長期”区分に申請可能となりますのでご注意ください。

私の地域では保健所が担当窓口になっていましたが、申請にはお住まいの都道府県や申請窓口に必ず内容をご確認の上、手続きを行ってください。

また、申請から認定(難病手帳が届く)まで約3ヶ月くらいの時間を要した記憶があります。私たち同様に戸惑いなどもあるかと思いますが、できる限り早めに手続きを行うことをおすすめします。毎月必要となる医療費ですので、私たちはこの制度があることで金銭的に助かりました。

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