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初めての電子書籍

先般、初めての電子書籍を執筆してみました。シフォンケーキの参考書の制作を進める中で提供媒体の一つとして、必ず勉強をしておいた方が良いなと思っておりましたところ、手取り足取りレクチャーしてくれる先生にお声掛け頂きました。

皆様にも、ご一読頂けると嬉しい

シフォンケーキからのメッセージ
~新しい世界に飛び込む皆さんへ~

自己紹介

私は、福井県永平寺町にあるシフォンケーキ専門店、Snowcafeのオーナーをしている渡邊洋です。Chiffonists(シフォニスト)とは、シフォンケーキを焼く人達の総称で、現在はアジア地域を中心に世界中で沢山のシフォンケーキが焼成されています。私の専門分野は土木工学ですが、ちょっとした切っ掛けからシフォンケーキを焼く事がとても面白くなり、趣味が行き過ぎて、お菓子屋さんを始めてしまいました。

楽しい事、面白い事、美味しい事が大好きな私は、当時暮らしていたログハウスに友人達を招いては、皆で素敵な時間を過ごしていました。そんな中、デザートに出していたシフォンケーキが評判になりまして、大きなガレージの半分を菓子工房に改造し、営業許可も取得して、自分で販売する事にしました。建設コンサルタント業をする傍ら、シフォンケーキも製造すると言う二足の草鞋生活の、これがスタートです。
空き時間が少ない私には『安価で大量生産のケーキを製造販売する』という選択肢はありませんでした。限られた時間と予算の中で『高価で高品質の受注生産ケーキ』を成立させる為には、『誰も焼かない難易度の高い23cmサイズのシフォンケーキを、今まで味わった事のない食感で焼き上げる事』が命題となり、この着眼点から『贈答用のシフォンケーキ』というジャンルへのチャレンジが始まりました。
『贈答用』という品質に失敗は許されません。Snowcafeの仕事の守備範囲は、『焼いたケーキがお客様のお口に入るところまで』と考えています。クロネコのお兄ちゃんがズッ転ける事もある中、1台のご注文を頂いても2台のケーキをご用意し、配送途中にトラブルがあっても直ぐに再送出来るように準備しています。しかしながら、そう頻繁にトラブルも起きないもので、ご注文の度に余る1台のケーキが問題となり始め、
『それならば、お店を作って、そこで売れたら、最高にイイじゃん!』

Snowcafe焙煎工房(福井市荒木新保)の出店は、こんな自然な流れから生まれたのがあの古民家カフェでした。
そして、通販を初めてからしばらくして、ログハウスに遊びに来てくれていた友人から『勤め先の高校で、入学式の引き出物にシフォンケーキを納品して貰う事は可能ですか?』と問い合わせを頂きました。それを切っ掛けに、中学を卒業したばかり、不安と期待で一杯の子ども達にメッセージカードを添えて、毎年シフォンケーキをお届けしています。
『親の話も、先生の話も聞いていないんですが、このメッセージカードはちゃんと読んでるんです』と仰って頂けたので、2017年からはずっとこの活動を続けさせて貰っています。
そんな訳で、新入生達がケーキを頬張りながら、読んでくれているメッセージをここに纏めてみましたので、ご覧下さい。
『色々あるけど、何一つ無駄な事はないし、取り組んだ事が全て自分の糧になるから、腐らずに、前向きに、手抜きをせずに。ちゃんと見てる人は、お天道様は見てくれているから、コツコツと頑張ろ』
これが皆さんにも伝われば良いなと思っています。


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