見出し画像

夫と共に過ごしてきた20年。今年も大切に過ごしたい。

2023年になりました。ここ数年、ダイアリー帳を買っても上手く使いこなせなかったため、カレンダーは最低限で余白の多いものを探していました。
そこで見つけたのが、大洋印刷さんの「つくるダイアリーノート」です。
偶然にも「ドイツ装」「活版印刷」というドイツ好きの私には惹かれる部分もあり、すぐに購入して使用しています。
書き味もよくとても満足しているので、今年は特に日々の想いや出来事を書き留めていきたいと思っています。

大洋印刷さんの「つくるダイアリーノート」

タイトルにも書いたように、今年で夫と出会ってから20年になります。
病気になってから「もし病気にならなかったら」ということを何度考えたことか分かりません。でも、私の場合はたまたま病気が人生の大きな分かれ目になっただけで、どの人にも病気に限らず人生の中の選択や突然の出来事を経て、もう一方の場合を想像することはあると思います。
どんなに過去を振り返っても、違う人生を想像しても、現実が変わることはありません。それでもついネガティブな考え方をしてしまう時には、夫と出会ったときのことを思いだすようにしています。
それは「病気にならなかったら夫と出会うことはなかった」からです。

20年前、通院先の病院の廊下で、小児科時代にお世話になったS先生に遭遇しました。S先生は主治医ではなかったのですが、当時私の治療には多くの先生にご尽力をいただき、S先生もその中のお一人でした。
ちょうど仕事を辞めようと思っていた時で、S先生から「春に開院する予定だから、良かったら一緒に働かない?」とお声掛け頂きました。
学生時代に医療事務の資格をとり、アルバイトをしていたこともあったため
「ぜひ働かせてください」と返事しました。

そして開院準備に通っていた時に出会ったのが今の夫です。
夫は新しい医院の壁に絵を描きにきていました。どんな関係で絵を描きにきているのか気になりS先生に尋ねたところ、S先生のお母様と夫の祖父に親戚関係があり、S先生のご家族と夫の家族は家族ぐるみの長い付き合いがあるとのことでした。

その後、私達はすぐに付き合い始め短期間で入籍しました。沢山の不安や問題がありましたが、考えれば考えるほど悩んで前向きな決断はできないと思ったためです。今考えてみると、後先考えず少し無謀な行動だったと思いますし、両親を始め多くの人に心配をかけました。それでも少しずつ自分たちのできる事を重ねていくことで、私達の決断を理解して認めてもらえたように感じています。

付き合い始めてから暫くの間、ノートにお互いの素直な気持ちを書き留めていました。当時話し合いをすると感情的になって喧嘩になったり泣いてしまうことが多かったからです。そのノートは今も大切に残していて、時々見返しています。今でも山あり谷ありの日々ですが、相手を想う気持ちは大きくなったと思います。
今年は特に笑顔を心掛けて、毎日を大切に過ごしたいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!