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【連載】RYUKYU SOUL, HUMAN SOUL #1 沖縄への興味①

こんにちは。#0では連載スタートにあたってご挨拶をさせていただきました。さっそく#1から、本題に入りたいと思います。

私が沖縄一人旅をしようと思ったのは、沖縄への興味からです。しかしその興味は、綺麗な海や観光地といったリゾート的要素よりも深いものに対する興味です。旅の出来事について書き始める前に、私が抱いた沖縄への興味を説明します。

①沖縄地上戦の歴史

行くまでは名前くらいしか知らなかったけど、沖縄では沖縄地上戦が起こり、島には戦跡や遺族の方々がたくさん遺されています。

私の生まれ育った日本は敗戦国で、第二次世界大戦は絶対的な負の歴史として語られています。だから私は教育を通して、武力戦争が生む犠牲について沢山吸収してきました。そして学校だけでなく高校生までガールスカウトでも平和教育を受けてきた私は、同世代の中でもその吸収量が多いと思います。

そうして気付かされた自分の中にある「平和主義」は、自分の人生にとってはかなり重要な要素です。武力戦争が存在しない世界を見ることが私の人生の最終的な目標です。これは冗談ではなく、叶えようとすれば叶えられる現実的な理想です。

中学2年生の時には初めて日本の大きな戦跡の一つである広島の原爆ドームと原爆資料館を訪れ、被爆者の話を聞き、武力戦争の犠牲者や遺族のやり場のない重い無念さというものを感じました。

核兵器や武器が必要だ、武力戦争が起こってもしょうがない、と堂々という"賢者"も存在しますが、日本で戦跡や実際の戦いの経験者・その遺族を前にしたら同じようには言えないと私は思います。

中学2年生で初めて訪れた広島の原爆ドーム
広島原爆死没者慰霊碑に記された「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」

暴力は実際に何をもたらすのか、私は出来る限りを自分の目で見て耳で聞いてから、核兵器や武器を持つことの必要性を自分に問いただしたいです。

そしてそれは自分の生まれ育った国でありこれからも生きていく国が持つ無視のできない負の遺産と教訓であり、その上に現在の私が生きる時代を先祖たちが築いてきてくれたのだから、自分のルーツを知ることともいえるはずです。

ー著者の各種SNSアカウントー

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