スマートフォンの向こうに失われていくもの―子どもたちの情緒を育むために
40年以上前、私が子育てをしていた頃の公園には、いつも子どもたちの声が響いていました。転んで膝を擦りむいた子を、周りの子が心配そうに覗き込む。砂場では、誰かが作った山やトンネルに、次々と子どもたちが集まってきて、いつの間にか大きな工事現場のような賑わいに。ブランコの順番を巡って喧嘩が始まっても、結局は皆で仲良く交代しながら遊ぶ姿が見られました。
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