患うわたしの煩わしい日々
最近、とにかく煩わしい。長引く咳、腰の痛みがその煩しさの原因だ。
咳がなかなか治りきらない。もう3週間目になるのにまだ痰絡みの咳が出る。煩わしい。今年の風邪の特徴のようで、薬局では咳止めが品薄になるほどだ。子どもがもらってきた風邪をまんまともらって発症した。
そして、右のお尻のひらぺったいところが痛い。わたしの腰の骨は、4.5番目の骨の隙間が狭くなっていて椎間板が少し飛び出して、神経を圧迫し、症状がでている、腰椎椎間板ヘルニアだ。これは再発だ。なかなか治らない。腰の痛みとともにお尻の痛みが出て、腰の痛みはなくなったものの、お尻だけが痛かった。しばらくすると、お尻の痛みに加えて、太ももの外側、ふくらはぎの外側、足の指先に痛みを感じるようになった。
椎間板が飛び出して圧迫してる神経が支配している部位に異変が起きる。腰の骨の異変なのに、異変は腰にとどまらない。
その飛び出た椎間板への圧迫をとると症状がよくなるので、機械で上半身と下半身をひっぱる腰の牽引と、痛みの緩和のために、電気マッサージに時々受診する。その時間を捻出すると創作の時間が減る。はーあ煩わしい。
咳と腰痛のダブルパンチ。最近更年期症状は落ちついていて、だいぶ体調がよくなっていたのに!今度は咳と腰!もうやんなっちゃうなーほんとに。
咳は、痰が絡むとでる。横になってもでる。水を飲んでもでる。痰を出しても次の痰で出る。鼻水は出ないけど、痰がずっと出る。あー煩わしい!
腰は洗面台で顔を洗うのに前屈みになると痛い。ズボンを履くのに片足をあげると痛い。椅子に座っても痛い場所がある。身体をよこたえる途中が痛い、その逆の起こすのもまた痛い。あーあ、あーあ煩わしい!
そういえば、父は痰を出すためにいつも戦っていた。気管支拡張症という病気で、肺の機能がひとより悪く、痰がたくさん出た。その痰をたまらないように、自分で身体の向きをうつぶせにしたり横向きで寝たりして痰を出す工夫をしていた。これは排痰ドレナージといって、医療の現場でも行う理にかなった方法だ。
痰が絶え間なくたまる状態を数十年かかえて生きていたのか。気管支拡張症の机上の常識はもちろん頭に入っていたから、わかったつもりでいたけど、実際、長く続く痰がある生活を実感したらその煩わしさったら。父はこんな生活をしていたのかと思うとなんだか切ない気持ちになる。
父は政治のニュース、子どもの話し方、端の持ち方、紅白の曲など、とにかく文句を片っ端から言う人だったけど、病気に関しての不平不満や愚痴を言うのを聞いたことはなかった。きっと大変だっただろうな。そのぶん、他の文句を言って発散していたのか!それもありそう!なら、いいか笑
今日は、4日ぶりに職場にいく。健診事務のデスクワークだ。もくもく作業中に咳が出ませんように。あー煩わしい。のど飴がよく効くから、のど飴持っていこう!
お尻には湿布!そして、日頃は筋トレとストレッチ!体幹を鍛えるのが解決策と、先生。
患うという漢字と煩わしいという漢字は意味が似通っている部分がある。
わずらう、と、わずらわしい。
患うと煩わしい。ほんとにそう。はやくどちらもよくなってほしい。なかなかよくならないけれど、たのむよ、わたし、はやくらくになりたい。
とりあえずお尻には湿布、咳には薬とのど飴、今日はこれで乗り切ろう!