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聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録

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RSGT2023でいろんな聞こえ方の人が一緒にワイワイするための準備として実験をします。
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2022年12月の記事一覧

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その1)

1月のRegional Scrum Gathering Tokyo 2023。 私がとても楽しみにしているイベントです。 アジャイル開発を実践している人たちが集まってワイワイするgathering。 今回は筑波技術大学の学生アジャイルチームが発表するのです。 https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2023/proposal/17568 発表も楽しみだけど、学生たちがRSGTの参

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その2)

この記事は、下のマガジンの連載記事の一部です。 音声認識アプリ YYProbe (https://www.yysystem.com/) を使って雑談をしてみました。YYProbeを使った理由は雑音に強いと聞いたから。それと個人で使っていて体感的には認識率が他のアプリよりも高いと感じたからです(定量的には未検証)。 雑談に参加した構成はこんな感じ。 うきうきなっとうメンバー 5人 RSGT 2023で発表をする本学アジャイルチームのメンバー。全員聴覚障害者です。説明が長

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その3 準備編)

この記事は、下のマガジンの連載記事の一部です。 https://note.com/chiemi627/m/md9dd6353c72a 次回 12/19に雑談するための準備をこちらに書いときます。 こうした方がいいよーとか、アドバイスある方は是非ともコメント下さい! アイデア輪になって話す形式(真ん中にテーブル、かな) 輪の中心にiPad(またはiPadに繋いだモバイルディスプレイ)をおき、チャット画面を表示する 指向性マイクをトーキングオブジェクトがわりに使う 結果

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その4 実施編)

この記事は以下のマガジン連載の一部です。 https://note.com/chiemi627/m/md9dd6353c72a 雑談会やってみた 本日もTsukuba Place Labでやりました。人数は  うきうきメンバー 4人   Labにいた方 3人+私+私の息子 と言う感じ。(ずっと入っているわけではなく、出たり入ったり) うきうきメンバーのやまもんとふじえもんの記事です! 所感 あとで書き足していくのでとりあえず所感だけ 1. 音声認識ツールの使い道

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その5 うきうきテーブル)

ここ数回の試行とうきうきメンバーとの議論、そしてちょいちょいやってるミニテストを経て、こんな感じの雑談テーブルを作ってみようかと思ってます。手段は色々考えたのですが、今回は使う人の視点でコンセプトを語ってみます。 うきうきテーブルとは このテーブルでは、会話の内容が文章になってテーブルの中心に表示されます。その文章は大体合っていますが時折意味不明です。 このテーブルで話す人は、いつもよりちょっと聞こえづらい状況になります。その分見える情報を共有しましょう。 このテーブ

聞こえ方の違うみんなでワイワイするために。試行錯誤の記録(その6 耳栓会話の実験)

ワイワイテーブルを聴者2名で簡易的に実践。https://note.com/chiemi627/n/ne2e69574f7fa 耳栓+音声認識での会話を、忘年会シーズンの居酒屋でやりました。 仕組み的には大成功。周りガヤガヤでも結構きちんと音声認識ができていました。ピンマイク+雑音に強い音声認識最高です。 あと、耳栓しても相手の会話は問題なく聞き取れるんだけど、周りがガヤガヤしている状況と合わせると普段より部分的に聞き取りづらくなるし、あってるのか不安になる。 そんな感