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夏至の合同運動会
先月の週末、日本人幼稚園と、難民家庭の子供達との
合同運動会があり、お手伝いに行きました。
定期的にこちらのボランティア活動に参加しております。
5月のボランティア参加時に
「来月運動会を行うので、参加希望の場合は
支援団体に連絡してください」と伝えてとの連絡。
運動会は英語で”Sports Day” だそうです。
この日の物資支給訪問先は、アフリカ某国出身家庭。
目をキラキラさせながら、参加したい!! の
10歳位の女の子。
参加してくれると良いなぁ...。
そして運動会当日。
雨季の香港、お天気が心配でしたが、
無事に行う事が出来ました。
アフリカ出身の家族も参加です。
運動会は日本人幼稚園の、日本式の種目が多く、
難民家庭の小学生以上の子供達、特に男の子は
日本の幼稚園のテンションの高さに面食らっている様子。
香港ローカル校やインター校に通う
日本人 and 国際結婚家庭の子供達も、
日本人の子供向けのイベントに参加時は
テンションの高さ引いて、一緒に入るのが大変と
以前から、伺っていましたが、
外国人家庭の子供達なら尚更の事。
競技種目は、ダンスや玉入れ、
パン食い競争に似た、お菓子キャッチ競争、
綱引きやムカデ競争など、
「日本の運動会」でした。
ランチの後、幼稚園の子供達が帰宅し
午後からはボルタリング。
私も初挑戦でした。
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ロープを使ったクライミングですが、かなりの高さ。
列後ろの人たちが、一緒にロープを引っ張ります。
ロープを引っ張りながら、自分の順番が近づき、
遂に自分の番が来まして、実際に登り始めると、
足場の石が小さく、戸惑い、試行錯誤しつつ、
一番上まで無事に登る事が出来、感無量でした。
午前中の運動会の参加を躊躇い、
午後のボルタリングも、最初はふざけ合って
真面目にロープを引っ張らなかった
難民家庭の男の子たち、
自分の順番になり、真剣に登って
表情が変わっていく。
真剣に取り組んで、達成感が得られる体験は
良かったと思います。
実際真剣にやらないと、怪我をしますし...。
この男の子達と、アフリカ人の女の子は、楽しそうに、
何回も挑戦して登っていました。
今回のボルタリングは、殆どの人が上まで登れたけど、
一方、途中で断念した難民の女の子がいました。
様子を見ますと、どうやら強めの近眼で
度が強い眼鏡をかけている。
これでは怖いと思う。
自分も強い近眼で、コンタクトレンズを使う前の
小中学生の頃、
体育が苦手だった事を思い出しました。
今の自分は、コンタクトレンズで、不自由なく生活出来ますが、
現金収入が無い難民だと、コンタクトは難しいかと。
上記の作品の主役の、
香港に逃れた難民家庭の男の子も、
目が悪い設定でしたが、
経済的な理由で適当に与えられた眼鏡を使う話には、
映画を見た時は、現実離れと感じました。
しかし、度の強いメガネで格闘する女の子を見て
実際にあり得るかもと、思いました。