ミックステープ:伝えられずにいたこと ✦ 映画感想
『ミックステープ:伝えられずにいたこと』という映画をNetflixで見ました。
面白かったし、かわいかったし、めちゃくちゃに泣いちゃった。
エンドロールを見ながら、エンディングの曲を聴きながら、ただ胸がいっぱいになってしまって、何から言葉にしたら良いか分からなくなってしまった。
ビバリーの想いは、私も思春期に同じようなことを思った経験があるので痛いほどに分かる。
自分の存在が親にどんな影響を与えているかとか、親が自分のことをどう思っているかとか…(ビバリーのご両親はもうすでにこの世には居ないから、答えが出なくて余計に苦しいと思う)
でも、私もそれなりの良い年齢なのでおばあちゃんの気持ちも痛いほどに分かっちゃうんだよなぁ…。(子供はいないんですけど)
孫に不自由して欲しくなくて一生懸命に働いているけれどそれが孫には伝わらなくて、尚且つ娘の死とも向き合わなきゃいけない。でもそれが出来ない。
ビバリーとおばあちゃんとどちらにも感情移入してしまって、見ていて胸が苦しくなるシーンがいくつかあった。
おばあちゃんがビバリーの聞こえないとこで「愛してる」ってボソッと言うシーンは胸がギュウウウウンってなった。
でもこの映画は基本的にビバリーたち女の子が可愛くてとても幸せな気分になる。
エレンはいつもオシャレでニコニコしてて可愛いし、ニッキーは背が高くてスタイルが良くてめちゃくちゃかっこいい。
彼女たちが一緒にあちこち行って、色んな世界を知って、仲良くしてるシーンがほっこりする。
ニッキーにヘアメイクしてもらってすごーい!ってなったり、恋してるお母さんの日記みてキャー!ってなったり……(ニッキーはうんざりしてたけど)
どうでもいいけど初デートの場所が墓地ってビバリーのご両親やばすぎて草。
あとエレンの「E.T.が怖い」ってのには激しく同意したい。私は子供の頃にE.T.を見て宇宙人恐怖症になった。
あとニッキーのお父さんが色んな意味ですごい良かった。喧嘩を止めるんじゃなくて「ちゃんとルールを守れ!」って言っておもいっくそきょうだい喧嘩させるの最高。
ていうか私がいっちばん心奪われたキャラクターはもちろんアンチです。
毛むくじゃらの口の悪いおぢさんかと思いきや、『リンダリンダ』のカセットテープを最初から用意してるとこ見るとめちゃくちゃ優しいやんけお前……好きだ……。
なんだかんだライブに連れて行ってくれたり、ビバリーのお母さんのことを悪くいったバンドマンを捕まえて本当のことを話させたり、おばあちゃんにビバリーのことを助言したり、おばあちゃんの話を親身になって聞いてあげたり、お前……お前……好きだ……。(2回目)
最後おばあちゃんと良い感じになってるように見えたけど、アンチとおばあちゃんがくっついたらアンチはビバリーのおじいちゃんになるの?
これは私の個人的な意見だけど、Life is Strangeっていうゲームが好きな人はこの映画も好きだと思う。
私はLife is Strangeが大好きでシリーズの全てをプレイしているんだけど、シーンごとに挟まるエモい曲とか、アメリカのティーンたちの描写だとか、似通った部分がある。
この映画に興味を持ったきっかけはYouTubeの動画なんだけど、最後にそれを貼っておきます。
素敵な映画に出会わせてくれてYouTubeくんありがとう。
(ちな私はブルーハーツのことはなんも知りません…ごめんなさい…)
ここまで読んで頂きありがとうございました。