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エアコンの電気代を安くする5つの方法

エアコンにかかる電気代

鹿児島県本土に住んでいますが、夏場の14時頃になると照りつける太陽が肌にジリジリとしてきます。

しかし、奄美大島出身の私にしてみれば、鹿児島県本土の夏場の日差しは大好きです。

なんせ、14時頃の日差しは、奄美大島の午前10時頃の日差しですから。

今の気候が大好きだって言えど、30度を超えればエアコン無しで平気な訳がなくて、エアコンは必須です。

そこで、電気代が高騰していることもあり、エアコンってどれくらいの電気代がかかるんだろう?ってことで調べてみました。

電気代が高くなりましたので、少しでも節電をしたいところです。

定格消費電力880W、1日5時間20日間使用、電気代27円/kWh

出典:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会


「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」が公開しているエアコン使用時の電力料金の目安を元にすると、1ヶ月のエアコンにかかる電気代は以下の通りです。

〈1日3時間使用した場合〉

118.8円(0.88kW×27円×3時間)×20日=1.426円

118.8円(0.88kW×27円×3時間)×30日=2.138円

〈1日5時間使用した場合〉

118.8円(0.88kW×27円×5時間)×20日=2,376円

118.8円(0.88kW×27円×5時間)×30日=3.564円

〈1日10時間使用した場合〉

118.8円(0.88kW×27円×10時間)×20日=4.752円

118.8円(0.88kW×27円×10時間)×30日=7.128円

これはエアコンにかかる電気代だけの目安です。


エアコンの消費電力を抑えて節電する方法

では、エアコンの消費電力を抑える方法はないの?ってことで、いくつかの方法があります。

①エアコンの消費電力を最も抑える設定温度

暑くなってきたなぁと思ったら設定温度を26度程度に設定すると、快適な室温を保ちつつ、電力消費を抑えることができます。

外気温と設定温度の差が大きい程、電力を消費しますから、外は35度の猛暑で設定温度を20度なんかにすると、その差15度もあるため大きな消費電力を必要とします。

26度に設定した場合の約2倍の消費電力です。

部屋が涼しくならないならサーキュレーターを併用すると、室内に冷気を万遍なく循環させてくれるのでグッド。


②エアコンの風向きで消費電力を抑える

エアコンの風は直接人に当たるようにするよりも、天井に向けることで、室内の温度を均等に保ち、部屋全体が快適な温度になるように作られています。

これは、冷たい空気は暖かい空気より下に沈む性質があるからです。

エアコンの風を下に向ければ、部屋の下側だけが冷え、上側は冷えにくく、その暖かい空気が室温を下げる妨げになってしまいます。

なかなか冷えないなぁ。。。って原因にもなります。

適温にするためには、室温のムラをなくすことです。


②サーキュレーターを使って消費電力を抑える

サーキュレーター

サーキュレーターを配置するには2つのパターンがあります。

まず1つめは、サーキュレーターをエアコン吹き出し口の正面に置く方法です。

サーキュレーターの風向きを、エアコンの吹き出し口に向けることで、エアコンの冷気が部屋全体に循環し、より効率的に冷房することができます。

例えば、エアコンの吹き出し口が南向きの場合は、サーキュレーターの吹き出し口を北向きに。

サーキュレーターの風向きは、部屋の形状やエアコンの位置に合わせて調整を。

例えば、部屋が長方形の場合、サーキュレーターを長い辺の中央に置き、風向きを短い辺に向けて風を送ると、より効率的に冷房することができます。

2つ目は、エアコンを背にして配置し、下に溜まった冷気をサーキュレーターで上方向に循環させる方向。

サーキュレーターの後方から送られてくる下に溜まった冷気は、サーキュレーターの風で流されて壁に当たり、上方向に送られます。

そうすると室内に冷気を循環させることができます。

サーキュレーターの風量は最大にしましょう。

サーキュレーターを使えば、早く室内に冷気を循環させることができるため節電にもなり、一石二鳥です。


③フィルターを掃除して消費電力を抑える

エアコンのフィルター掃除

フィルターが汚れていると、エアコンの風量をどれだけ上げても、まったく風が出ません。

なかなか室内が冷えないため、結果的に消費電力が増加する要因にもなります。

定期的にフィルターの掃除をすれば、消費電力を抑えられます。

フィルター掃除の目安は1ヶ月に1回。

面倒だけれども、節電には欠かせません。


④断熱をして消費電力を抑える

断熱シート

部屋の断熱性を高めることで、エアコンの効率を高めることが可能。

断熱シートや断熱フィルムを使用すれば簡単に断熱性を高めることができます。

冬の暖房代を抑える効果もあるのでオールシーズン活躍してくれます。

・窓用断熱フィルム
・ドア用断熱シート


⑤エアコンはつけっぱなしにする方が消費電力を抑えられる

「エアコンは1日に何度もつけたり消したりするより、つけっぱなしにする方が電気代が安くなる」最近、そういった話を聞くようになった方もいるかと思います。

結論から言うと、エアコンをつけっぱなしにする方が電気代は安くなります。

エアコンは、室内の温度を設定温度に下げるために、冷媒を循環させています。

冷媒を循環させるためには、多くの電力が必要になります。

そのため、エアコンを長時間運転すると、消費電力は上がります。

しかし、エアコンを何度もオンオフすると、冷媒を再び循環させるために、さらに多くの電力が必要になります。

結果、エアコンをつけっぱなしにする方が、電気代は安くなります。


まとめ

電気代が高騰し、エアコン使用が家計の負担になってきました。

今回、エアコンの消費電力を抑える方法をいくつか紹介しましたが、エアコンやサーキュレーターの仕組みや、冷気の性質などを理解することで節電につながり、結果「電気代を安くする」ことができます。

チリツモですが、気候変動でこれから更に気温が高くなれば、エアコンにかかる電気代はバカにならなくなると思います。

熱中症のリスクを軽視して、エアコンを使わないようにする「節電」ではなく、エアコンの効率的な使い方による「節電」を意識していきたいですね。


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