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毒親のせいで性格が歪んだらどうすればいいか?

家族精神学的な分野の話です。

夫と飲んだ時に、深い話になったので、音声を収録してみました。(お酒が入っていることもあり、前半、夫の声が聴きづらいですが)

良いお父さんと、良いお母さんがいて、子どもが父性と母性がどういうものが分かって、育っていくのが理想。

なので、子育て講座で、ママ・パパに接し方を教えるのに奮闘しているわけですが。

あなたの家庭がそうでなかった場合、どうすればいいか?

というと、実のお父さん、実のお母さんから、良い父性・母性を学べなくても、世の中の人から父性・母性を取り込んでいくことができます。

母性と父性が象徴するもの

例えば、学校の先生とか、部活やスポーツクラブのコーチとか、親戚や地域の方、ソーシャルワーカーの方、テレビなどに出ている著名人や、就職してから出会う上司など、様々な方が該当します。


実は、私の夫は小学校3年生の時に父親を亡くし、父親らしいもの、つまり父性がない状態で大人になってしまいました。

部活の先生や、先輩にも、父親像を持つような方はいなくて、就職したのですが。

就職した先で、リタイア後の再雇用の男性方と同じ職場になり、交代制勤務だったこともあり、密に話をする機会も多かったそう。

「俺の息子がこういうことを言ってて喧嘩した」とか「娘の彼氏が外国人ではじめは困ったんだけど、会ってみたら意気投合して~」という家族の話や、以前の職場での出来事や趣味の話などを聞くと、そういう人や家庭があるのか~と、世界が広がったとのこと。

この「世界を広げてくれる」存在こそが、父性なんですよね。

良い父性とは

父性的な人とは、世の中の代表のような存在。社会の様々な出来事を垣間見せてくれる存在です。

実のお父さんがそうでなかったり、いない場合は、他の方との交流から、「父なるもの」を感じて、自分に生かしていけばいいのです。

家族関係が悪くて、自分の性格が歪んだという場合でも、家族から離れて世の中で揉まれる中で、社会性が育っていきます。

特に自分で、父性・母性の原則が分かって、自ら探していくとより歪みが取れていきます。

さらには、自分が家庭を持った時、親世代とは違う、新しい家族文化を築いていくことができます。

それには自分が自覚して、親とは違う家庭を築こうと努力したり、学んだり、先輩夫婦などから良いロールモデルを探して、理想の形を目指していくことが大事です。

私自身も機能不全家庭で育ったので、意識して子育てを学び、モンテッソーリ教育にたどりついて、先輩の先生方の子どもの接し方から「母性」を学んで、自分の子育てに生かしていったところがあるので、よく分かります。

皆が皆、いい家庭で育ったわけではなので、家庭にコンプレックスがある方が、悩んだり苦しんだりしないでほしいな~と思ってます。

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