Panasonic様汐留ショールーム見学会
今回はいつもと趣向を変えて、私たちが体験したことを共有したいと思います。先日、若手のメンバーを中心に、当社クライアントでもあるPanasonic様の汐留ショールームを見学させていただきました。
高額商材ユーザーの購買経験をしよう
クライアント企業の販売の現場に行って「エンドユーザーと同じ体験をしてみる」というのは、マーケティング活動支援するには当たり前の話です。しかし、20代の若手メンバーは、住宅・住設などの高額商材に触れる機会はプライベートではなかなかありません。
ですから、一回でもショールームなどに行ってみると、今度は自分一人でも行けるようになるだろうという目論見もあり、今回、クライアントの担当者にお願いして最も大きなショールームの見学が実現しました。
平日の15時半という時間にも関わらず、ショールーム内は何組ものお客様が商談をされていて、その真剣度合いが伝わってきます。キッチンやバス、トイレなどの水まわり設備、ドアなどの内装材は、さまざまな素材から選ぶことができるので、工務店のスタッフ(設計士、インテリアコーディネーター)と施主様が仕様決めに来られている様子もみてとれました。
クライアントのこだわりを理解しよう
アテンドしていただいたのは、松下電工時代からキッチンや雨といなどの商品企画から販売まで関わってこられたご担当者様。キッチンやバス、トイレ、宅配ボックスに至るまで、Panasonic様ならではのこだわり、競合他社との違いなど、カタログに書かれていない開発裏話も含めてご紹介していただきました。こういう開発秘話こそ、私たちは上手に編集し、お客様に伝えるコンテンツとして制作できるようになりたいものです。
当社のメンバーは、役員を除くと平均年齢28歳(2024年6月現在)です。20代ですと、自身が家を建ててそのキッチンの仕様を決めるということをイメージするのは難しいと思いますが、ショールームにいらしているお客様を観察したり、たくさんのパネルから色や素材を選んだりするのは、多少なりとも追体験できたかなと思います。あるメンバーからは、「こんなに、たくさん(決めることが)あるんだ!」という声も。
今すぐの知識としては使えないかもしれませんが、自分が参加するプロジェクトで近しい商材が出てくると、「あの時の~に近いな」と思い出し、より良い提案につながるのではと思っています。
高額商材のマーケフローを描くために
ネットやXR、本などで知識を得るのも重要ですが、こういったリアルの現場で体験してみるのは、五感も使えるので、より記憶に残るでしょう。ツルツルした感触の汚れに強い大理石風のキッチンの天板や昇降式の収納、微細な気泡を毛穴まで届けるミストシャワーなど、実際に触って経験して実感することができるのはショールームならではだと思います。
さて、実は今回の見学にはもう1つ大きな目的があったのです。それは、高額商材のマーケティングフローを描くということ。その題材の一つに、キッチンを選びました。今後数カ月かけて、商品開発~アフターサポートに至るまで、マーケティング活動のフロー図を描いてみようと思います。
シンクジャムはデジタルマーケティングの会社ではありますが、マーケティングは決してデジタルだけでは完結しません。企画者、技術者、購買担当者、営業パーソン、コールセンタースタッフ‥など、さまざまな人が、クライアントのマーケティング活動にどう関わっているのか?といった全体像をしっかり理解することがベースとなり、その実現手段としてのデジタルがあるということも、今後若いメンバーに体感してもらうことになるでしょう。
次は、自分でショールームに行ってみよう!
ちなみに、当社の新入社員には研修期間にクライアントの商品を探しに行ったり、実店舗で店員さんにクライアイトの商品について質問をしてみる「フィールドワーク」という研修をおこなっています。
リアルの現場を体験したり、実際のターゲットに直接聞いたりといったことは、一見地味で、タイパ重視の人からは敬遠されるかもしれません。しかし、こういう現場を知ることが後々の企画に生かされてくるわけです。
当社では、引き続きこういった勉強会を設けていきますが、シンクジャムの若いメンバーには、個人でもぜひ体験していただきたいですね。
=== Information ===
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