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機嫌よく、気前よく
新年度に向けて保育園に提出するシートに、「家庭での教育方針(育児だったかも)」を書く欄があって、手が止まってしまいました。そんな大志、抱いていませんもの。はてさて。べつに、これで何か試されるわけじゃないので、ささっと「やさしい心を育む」とか「自分のことは自分でする」とか書けばいいのだろうけど、何を以って「むむ、おぬし、”やさしい心”を持っておるな」と判定するのか難しいし。夫婦喧嘩でわたしがストライキしても意地でも茶碗を洗わない夫と、「今年こそ、車の運転できるようになるねん!」詐欺を繰り返す万年ペーパーなわたしなのに、娘のひよこにだけおんぶに抱っこを正すのは、違うと思うし。
ぬふーん…と5分くらい悩んで、結局「機嫌よく、気前よく」と書きました。「快」の感情を自家発電できて、それを後押しに、まわりに何かを差し出せる子に育ってくれたら、いいなぁ、と。
組織にいると、佇まいや言動がくすぶっている人が「格」をもつことは、まあ、ありませんよね。地位だけじゃなくて、意見を聞いてもらえたり、協力を得られたり、も含めて。
ひよこに託して書いたけど、おかーさんも、日々精進中です。
人間が生きていく上で最も重要なのは、人間としての尊厳を自分で守ること。
自分の意見をきちんと言えて、私はこうです、ここにいますときちんと表現できること。
前田義子「強運に生きるワザ」