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【選挙ウォッチャー】 東京都知事選2020・中間報告レポート。

選挙をやる前から結果が決まっているような選挙ではありますが、すっかり珍獣博覧会と化している東京都知事選の行方に興味を持っている方もいらっしゃるようなので、本日は中間報告レポートをお届けいたします。僕はあくまで「選挙ウォッチャー」であり、現場の風を読む人間です。データに基づく情勢分析は、テレビや新聞でも発表されていますし、それを専門にやっている方もいますので、そちらを参考にしてください。皆さんが気になっているのは、主要4候補の状態だと思いますので、そちらを分析いたします。


■ 【順調】小池百合子候補

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小池百合子さんは、街頭演説などの選挙運動は一切行っておらず、もしかしたら東京都議補選に立候補している天風いぶきさんの応援に入るかもしれませんが、自身の選挙運動はほとんどしないまま押し切るのではないかと見られています。競馬で例えるなら、往年のサイレンススズカのようなレースになっていて、スタート直後から大差をつける大逃げを打ち、その差がほとんど縮まらないままゴールになりそうです。新型コロナウイルス対策はともかく、小池百合子さんがこれまでやってきたことを見てもらえば、築地の豊洲移転問題にしろ、都立病院の独立行政法人化にしろ、酷いものがあります。にもかかわらず、人々は政治にまったく興味がないので、なんとなく小池百合子さんに投票するのです。この「なんとなく」の威力は半端ではなく、小池百合子さんは何もしなくても当選するのではないかと見られています。

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また、新型コロナウイルスの感染者が増えれば、また「密です」のようなパフォーマンスをすることで、メディアに露出し、どの候補よりも効果的な選挙運動ができます。この数字もメイクされているという噂があります、6月前半に比べて6月後半は感染が増加傾向にあり、再び「東京アラート」を発令するなどして、小池百合子さんがちゃんと仕事をしているように見せかけることになると思います。しかし、ちゃんと仕事というのは本来、PCR検査を拡充し、少しでも感染の疑いのある人を隔離することにあります。こうしたことに気づかない人々の無関心が、小池百合子さんの圧勝という結果をもたらすことでしょう。


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