【選挙ウォッチャー】 参院選2022・福島県選挙区レポート。
6月22日公示、7月10日投票で、参院選が行われました。
今年は1人区のほとんどを自民党が勝利し、野党系が勝った1人区は青森県、山形県、長野県、沖縄県の4つだけ。ほとんどがそれなりに差がついていて、組織の力は非常に大きいと言えます。
特に、自民党は「統一教会」をはじめ、さまざまな宗教の組織票のみならず、公明党とタッグを組んでいるため、「創価学会」の票も乗っかり、真っ当な政治を志す人たちではなく、組織の力で勝てている候補が多いことが大変気がかりです。これから取材してきた各地の選挙区をレポートにしてまいりますが、日本の選挙は闇だらけです。
福島県選挙区には5人が立候補していましたが、ポスターを貼れていない佐藤早苗さんは泡沫候補だとして、参政党やNHK党といった「陰謀論」で集客している政党に勝ち目はありませんので、実質的に、自民党の星北斗さんと、野党共闘で無所属の小野寺彰子さんの戦いとなっていました。
福島県は、民主党の候補が勝ってきた時代もあり、その前は社会党が勝ってきた歴史がありますので、けっしてゴリゴリの保守地盤というわけではありませんが、ここ最近は無党派層が自民党を支持する傾向にあり、野党系は苦しい戦いを強いられています。
■ 皆川真紀子の主張
皆川真紀子は、福島第一原発事故を機に政治に目覚め、2015年から山形県の米沢市議を1期務めたという人物です。2019年も2期目を目指して立候補しましたが、今度は落選。しかし、コロナは風邪だと主張している黒川敦彦のYouTubeを見て目覚め、N国党主宰の「N-1グランプリ」に出場を決意。つばさの党の推薦候補として出場し、福島県選挙区からの立候補を勝ち取りました。
国政選挙に出る理由を「世直し」と語り、その思想はほとんど「つばさの党」であると言ってもいいのではないかと思います。物の善悪の判断がつかないオバサンなので、自身の選挙カーに「ガーシー」のポスターを貼っていたほどで、まさに「カルトにどっぷりハマっている人」と考えてもいいのではないかと思います。
一応、政治に対し、それなりの志がありそうではありますが、いかんせん黒川敦彦の言っていることをそのまま信じてしまうのですから、ただの脳味噌をイワせている情弱のオバサンです。結局、こうした政治に対する志も利用され、「反社会的カルト政党」の1票のために貢献している。良かれと思ってやったことが世の中には真逆の効果を生んでいるという点で、絶望的に能力がないと言えます。政治と関わらずに、そこらへんで生きていってもらうのがちょうどいいと思います。
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