【選挙ウォッチャー】 東京都議補選2024・足立区レポート。
6月28日告示、7月7日投票で、東京都議補選が行われました。
足立区は、自民党東京都連の幹事長だった高島直樹さんがお亡くなりになったために欠員が生じ、選挙が行われることになりました。
高島直樹さんは、かつて「都議会のドン」と呼ばれ、東京の自民党を仕切ってきた内田茂さんが、2016年の東京都知事選で小池百合子さんが当選してしまった責任を取り、辞任することになった際、都連の幹事長の職を引き継いでいた人物です。前回の東京都議選の時には、麻生太郎が直々に激励に駆け付けるなど、自民党の国会議員たちも一目置く存在でした。
そんな高島直樹さんがお亡くなりになったことを受けての選挙なので、足立区では「弔い選挙」としての色合いが濃く、ここで負けるようなことになっては故・高島直樹先生に申し訳が立たないということで、自民党としても総力を上げて選挙を戦っていました。
なんと、ここでは自民党と立憲民主党の一騎打ちとなっています。
この足立区は、長らく鴨下一郎先生が君臨してきた東京13区にあたるエリアとなっており、東京の下町は自民党が強いと相場が決まっています。なので、本来であれば、「どんな人を擁立しても自民党が勝つ」というエリアで、しかも、今回は弔い選挙となっているわけですから、より当選の可能性が高いと言えます。
しかし、立憲民主党は区議会のエースとも言える銀川裕依子さんを擁立。銀川裕依子さんは2期連続でトップ当選を果たしている人気区議で、政党の枠を超えた人気ぶりなので、かなり面白い構図となりました。
■ 東京都議補選・選挙ボード解説動画
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