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【選挙ウォッチャー】 杉並区長選2022・分析レポート。
6月12日告示、6月19日投票で、東京都の杉並区長選が行われ、現職と新人2人による戦いとなりました。杉並区は、高円寺や阿佐ヶ谷、荻窪といった、さまざまなカルチャーのド真ん中に位置する自治体で、それゆえ政治は「カオス」としか言いようがありません。杉並区議には、日本会議の創設メンバーの息子や「日本平和神軍」の残党などの極右勢力から、新左翼の代名詞と言える「中核派」のクイーンまでいて、これらを一つにまとめる区長には、公用車で歌舞伎町に遊びに行けるぐらいの図太いメンタルが必要かもしれません。
4年前の杉並区長選は、とても知的で温厚な若手の弁護士さんが立候補したのですが、現職の壁は厚く、まったく及ばずに落選してしまいました。今年もまた、海外でバリバリに活躍してきた非常に能力の高い女性が立候補してくれたのですが、この選挙の結果はどうなるのでしょうか。
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田中 良 61 現 無所属
岸本 聡子 47 新 立憲・共産・れいわ・社民・生活ネ推薦
田中 裕太郎 46 新 無所属(保守系)
前回は、現職にパワハラ問題や公用車で歌舞伎町飲み歩き問題などが浮上していたにもかかわらず、それなりに良い雰囲気の若手弁護士が立候補しても、ほぼダブルスコアの大差をつけての圧勝。創価学会や連合といった組織票の厚さを目の当たりにしたのですが、今回の岸本聡子さんは、前回よりはそこそこ善戦できるのではないかと見ていました。というのも、昨年10月の衆院選で、石原伸晃さんに地元でコツコツと活動を続けてきた吉田はるみさんが勝つというジャイアントキリングが起こったからです。結集すれば野党でも勝てることを体感した杉並区民たちが、次に区長を変える可能性が出てきたからです。
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