【選挙ウォッチャー】 大阪市議選2023・大正区レポート。
3月31日告示、4月9日投票で、大阪市議選が行われました。
大正区の定数は2となっており、ここには3人が立候補しました。維新と公明の現職に対し、共産の元職が名乗りを上げ、議席獲得を目指してきましたが、今の共産党はなかなか勝つことができないため、かなり苦しい戦いを余儀なくされていました。
最近、お届けしなければならない記事があまりに多すぎるため、大阪市議選のレポートをなかなかお届けできておりませんが、大阪万博に関するネタもたくさん仕入れており、準備は整っております。年内にはすべてのレポートをお届けするつもりです。
■ 大阪市大正区・選挙ボード解説動画
■ 大阪万博の「今」を伝える(#22)
大阪には、僕の大好きな居酒屋があって、大阪に行くたびに、最高の1杯をやらせてもらっているわけですが、ここでの飲食代は、毎回、経費にさせてもらっています。というのも、このお店にはいろんなお客さんが集まるので、大阪市民の反応を知ることができるからです。
そして、僕が定期的にチェックしているのは、「大阪万博について、どう思っているのか」で、前回もチェックはしたのですが、今回はより深いところを知ることができました。
大阪市民の皆さんは、大阪万博について、特に関心がない。もはや大阪市民に限らず、全国的に関心がないと言えるかもしれませんが、どれくらい関心がないかと言えば、「大阪万博に出店しませんか?」とオファーが来ても秒で断るぐらいに関心がないということです。「だって、誰が来るん?」というレベルです。
しかも、何より不評だったのは「専用の電子マネーしか使えない」ということで、実は、僕の大好きな居酒屋さんは、「1ヶ月に1回、まとまってお金が入るようになったら、仕入れの現金をどうしたらいいのか考えないといけなくなるから面倒臭い」という理由で、クレジットカードを使えません。実は、普通に食べて普通に飲んでも3000円でお釣りが来てしまうぐらいのリーズナブルな店なので、わざわざクレジットカードを使うほどではないという話ではありますが、ただでも出店費が高そうなのに、そこから専用の電子マネーを使うことで、ある程度のパーセンテージを引かれるのだとすれば「割りに合わない」と話していました。
実は、今回の大阪万博のコンセプトの一つに、「初めて現金を使わない万博」というのがあるのですが、これについては「やかましいわ!」と一刀両断。電子マネーが使えることで、支払いの選択肢が増えて便利になるんだったら導入すればよろしいですが、客にも店にも「不便になりそうな予感しかしない」という点で、爆笑していました。ここで改めて「出店したいと思うか?」と聞いたら、「話にならない」でした。
大企業なら電子マネーしか使えないということを何とも思わないのかもしれませんが、小さな個人店で電子マネーしか使えないのは、出店する気が失せるというもので、こんなことでは、キッチンカーすら出店してもらえないのではないかという話です。
ちょっと面白かったのは、大阪市内で居酒屋をやっている店主ですら、ミャクミャク様の名前を知らなかったことです。「あの目がいっぱいある気持ち悪いの」と言っていて、もはやキャラクターの名前を言わなくても、「目がいっぱいある気持ち悪いの」で十分に話が通じました。
大阪市民は、「大阪万博がプレハブになったこと」も、よく知りません。工期が間に合わなそうだという話は知っていて、強引に間に合わせるためにプレハブにしたことは知らず、プレハブにしたけど、海外のパビリオンが入ってくれなそうであることも知りません。そして、これがかなり重要なことなのですが、「そやけど、なんやかんや言うて、とりあえず万博はできるんやろ?」と思っていました。帰りのタクシーの運転手さんもそうで、おそらく、ほとんどの人がそう思っています。
これまでの日本は、なんやかんや言うても最後の最後は辻褄を合わせてきた。しかし、毎日のように不祥事が出てくるアホの集団が取り仕切ってしまったせいで、「最後に辻褄を合わせることすらできなくなっている」という現実を、より多くの人が体感することになりそうなのが「大阪万博」というイベントなのです。「最後に辻褄を合わせられない」という無能さを、より多くの人が知ることになるでしょう。
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