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【選挙ウォッチャー】 加古川市議選2022・分析レポート。

 6月5日告示、6月12日投票で、兵庫県の加古川市議選が行われ、定数31に対して35人が立候補しました。たったの4人しか落選しない「ぬるめの選挙」となり、NHK党をはじめ、なかなか香ばしい人がたくさん立候補していたため、これは見に行かなければならないと思い、青森県の六ヶ所村まで行ってきた翌日に車を走らせ、兵庫県の加古川市まで行ってきたという具合です。

 今回の見どころは、4年前も立候補したNHK党のアホがどれくらいの票を獲得するのか。今をときめく「参政党」の候補が出ていますので、その当落はどうなのか。さらに、日本維新の会が4人出しているので、勢いそのままに上位当選を果たすのかどうか。
 参院選まで残り2週間ほどとなり、「前哨戦」と言える選挙も最終盤に差し掛かっております。わざわざ青森から兵庫まで行くぐらいの価値はあったのではないかと思います。


■ NHK党、今度の参院選で滅亡の道へ

 今回の加古川市議選には、4年前にも立候補して落選していた浮田欣治が立候補してきました。前回は立川市議選で久保田学(横山緑)が当選を果たした直後ながら、まだN国党の勢いが凄まじく伸びている時期ではなかったため、関西地方ではそれほど浸透しておらず、1194票しか獲得できませんでした。あれから4年が経ち、「N国党(NHK党)」の知名度は圧倒的であるはずですが、今年はどうだったのかと言えば、わずか629票。前回よりも47.3%減となっており、「悪名は無名に勝る」と言って、迷惑系YouTuberのそれをやり続けた結果、名前こそ知られるようになったけど、ほとんどの人が投票しない政党になってしまったのでした。
 今回の浮田欣治の得票率は「0.6%」で、35人も選択肢があったのだから当然だと思うかもしれませんが、当選に必要な得票率が「1.9%」だったことを考えると、この前哨戦で2%の大台を超えられないと、参院選での2%超えというのは、ほぼ不可能。先日の松戸市長選で山本太郎(同姓同名作戦)が候補者の少ない市長選なのに2%を超えられなかったところを見ても、N国党の滅亡へのカウントダウンは、カチカチと音を立てながら確実に進んでいると言えるでしょう。

真面目そうな顔をしている後ろから、尊師がひょっこり顔を出すのが一番悪い

 今から予言しておきますが、「NHK党」は、この夏の参院選が終わった後に崩壊します。ブリブリブリッと音を立てて、大量のウンコを撒き散らしながら、それはそれは酷い醜態を晒すことでしょう。
 なので、僕が本当に忙しくなるのは参院選の真っ最中ではなく、参院選の後ではないかと思います。尊師・立花孝志が逮捕され、次から次へと問題が明るみに出た時に、それを指摘していた唯一の男として、メディアに出演する機会も増えそうです。


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