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【選挙ウォッチャー】 沖縄県議選2020・沖縄市選挙区レポート。

今回の沖縄県議選で、那覇市選挙区に次ぐ面白さになっているのは、やっぱり沖縄市選挙区です。これぞまさしく大激戦で、定数5に対して6人が立候補しているのですが、この中から誰が落選するのかというところに見どころを感じます。仲村未央さんは、2019年の参院選で比例区から立候補した社民党の有名人。日本共産党から立候補している島袋恵祐さんは、今日の今日までコツコツと立候補に向けた取り組みをしてきたと思います。玉城デニーさんを支持するオール沖縄が残るのか、それとも、辺野古基地の実現に向けて動く自民党や公明党が残るのか。ヒリヒリする選挙が繰り広げられています。

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花城 大輔  48 へ現 自民党
仲村 未央  48 オ元 社民党
小渡 良太郎 40 へ新 自民党
島袋 恵祐  33 オ新 日本共産党
金城 勉   68 へ現 公明党
玉城 満   61 オ現 無所属

沖縄与党(オール沖縄)が3人、沖縄野党(自民・公明)が3人。玉城デニー県政を支えるためには、オール沖縄の3議席獲得が絶対不可欠です。下馬評では、沖縄与党の3人は盤石で、公明党は創価学会票で安定。花城大輔さんは沖縄市の中心部を中心に票をまとめているため、今年も小渡良太郎さんが不利なのではないかと考えられていました。果たして、結果はどうなったのでしょうか。


■ 押し出されたのは無所属市民派

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今回、5つの議席をめぐって押し出されて落選したのは、りんけんバンドのメインボーカルだった玉城満さんでした。ドラマ「ちゅらさん」にも出演していて、地元の有名人だったのですが、初めて落選を経験することになりました。敗戦の弁がネットに流れていたのですが、清々しく「これから民間人としてできることをやっていく」と語っており、しっかりとした人なのだと思いました。今年の沖縄県議選はリベンジを果たす人が多く、この沖縄市選挙区でも前回落選の小渡良太郎さんがリベンジを果たしています。もし4年後に立候補してきた時には、支援者たちの悔しさが爆発し、きっと多くの票を取ることでしょう。


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