【選挙ウォッチャー】 衆院選2024・事前予測レポート(北海道)。
衆議院の任期は4年なので、もし解散をしなければ、2025年10月に衆院選を迎える予定でしたが、9月27日に行われた自民党総裁選で、石破茂さんが新総裁・新総理になったことで、より政権を安定させるため、解散総選挙が行われることになりました。
本当は、このような「解散」のやり方は間違えているのですが、こうした自分たちが選挙で勝つための解散が常態化し、批判する国民も少なくなってしまったため、ほとんど大義名分のない「解散総選挙」をするのが当たり前になってしまいました。
これはとても良くないことだということは注釈した上で、それでも皆さんには少しでも衆院選に興味を持ち、どんな結果になるのかを追いかけていただきたいので、今回も「事前予測レポート」を用意しました。
このマガジンを読めば、北は北海道から南は沖縄まで、全289選挙区と全11比例ブロックの候補者、見どころ、情勢などをすべて知ることができます。おそらく日本で最もわかりやすい解説になっていると思うので、ぜひ皆さんと一緒に衆院選を楽しんでいきたいと思います。
なお、選挙をやっている間に情勢はどんどん変化すると思いますので、各調査会社が発表する情勢調査や現場取材などを参考にして、当落予測は常に更新してまいります。とても長く楽しめるレポートとなっており、とってもお得です。
■ 今年の衆院選の見どころ
全体的な情勢を見ると、統一教会や政治資金パーティーをめぐる裏金問題などで、つい最近まで逆風が吹いていた自民党が、石破茂総理のもと、どれだけ議席を維持できるのかが、一番の見どころとなります。
立憲民主党は、野田佳彦さんが代表になったことで、党の執行部がポンコツになり、時間が経てば経つほど立憲民主党の支持率は低迷していくことになると思われますが、それほど下がらない状態での解散総選挙となっていますので、こちらもどこまで議席を維持できるのかが気になります。
公明党は、山口那津男代表が退き、新たに石井啓一代表のもとでの選挙となりますが、「創価学会」の池田大作さんがお亡くなりになり、党の代表も変わったということで、どこまで党勢を維持できるのかが大変興味深いところです。
日本共産党は、田村智子さんが新委員長になり、これまでの参議院から衆議院に転じ、衆院選を戦うことになります。無党派のリベラル勢が野田佳彦代表になったことで立憲民主党に入れにくくなっている中、著しく党勢を落としている日本共産党が受け皿となり、議席を伸ばすことがあるのかが注目です。
日本維新の会は、「大阪万博」で鬼スベっており、維新がゴリ押ししていた斎藤元彦知事がワイドショーを独占してきたことで、大阪でさえ票が取れなくなっており、いまや自民党より逆風が吹いているのではないかという体感になっています。どれだけ議席を獲得できるのか。もっと言うと、比例ブロックでどれだけ議席が取れるのかが特に注目です。
国民民主党は、わりと小選挙区に候補者を擁立してきます。どれだけ小選挙区で議席を獲得できるのかが気になります。また、国民民主党から離れて結党された前原誠司さん率いる「教育無償化を実現する会」も少ないながらも小選挙区に候補者を擁立してきますが、前原誠司さん以外に当選する人がいるのかが気になります。
れいわ新選組は、微妙に票を伸ばしてくる可能性があり、比例ブロックでどれだけ議席を獲得できるのかが気になります。また、大阪5区から立候補する大石晃子さんと大阪13区から立候補する八幡愛さんの惜敗率勝負の行方も気になります。
社民党は、沖縄2区で確実に1議席を獲得できるのかが気になります。
参政党は、比例区で1議席以上を獲得できるのか。特に、松田学さんが国会議員に返り咲くことができるのかが見どころです。
日本保守党は、東海ブロックを中心に、比例ブロックで1議席以上を獲得できるのかが気になります。また、小選挙区にどれだけの候補者を擁立できるのかが政党の力を示すことになります。
最後に、僕の専門分野である「NHKから国民を守る党」は、今回の衆院選を通じて、どれくらい社会に迷惑をかけるのか。また、衆院選を口実にして資金を集めると思いますが、どこからどれくらい調達するのか。このあたりはしっかり検証したいと思います。
■ 「チダイズム」の当落予測
当落予測の印は「◎」「〇」「△」「▽」「▼」「-」「糞」の7種類となっています。今回から評価の印を見直し、よりわかりやすい表示に変更しました。「◎」が最も当選に近く、「-」が最も当選から遠いという予測になります。
当落の予測以外に、「絶対に投票してはいけない」という人には「糞」というマークがつけられています。これはイデオロギーや不祥事によってつけられるマークではなく、我々に「反社会的カルト集団」だと認定された人だけにつけられているマークです。
ただネトウヨである程度では「糞」にはなりません。本当に存在するだけで害悪になっているレベルの、人間として終わっているレベルのクソ候補だけが得られる称号です。ご注意ください。
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