【選挙ウォッチャー】 衆院補選2024・東京15区レポート。
4月16日告示、4月28日投票で、衆院補選が行われました。
島根1区、長崎3区と合わせ、この「東京15区」でも選挙が行われることになったのですが、この選挙は荒れに荒れまくり、全国的な社会問題となりました。
その原因となったのが、黒川敦彦率いる「つばさの党」です。
今回の衆院補選では、300万円の供託金を払って幹事長の根本良輔を擁立し、街頭でマイクや拡声器を使う許可を得て、他の候補者たちの所に行って街頭演説を荒らしてくる「悪質な選挙妨害」が繰り返されたことで、他の候補は街頭演説の告知ができなくなったり、演説を中断して切り上げたりしなければならなくなりました。
まさに民主主義を守るためのグレーゾーンを利用して、公正で公平な選挙を損なわせるという「民主主義の敵」です。なので、「つばさの党」に対しては厳しい措置が必要だと思いますが、この話をすると、ただただレポートのボリュームが長くなるだけなので、「つばさの党」についての話は、別のレポートでじっくりとお届けしてまいります。
今回の東京15区の衆院補選は、非常に見どころの多い選挙だったと言えると思います。自民党が不戦敗を選ぶ中で、立憲民主党、日本維新の会、ファーストの会がしのぎを削り、そこに「日本保守党」がどこまで迫れるかという戦いでした。
カギを握るのは、自民党と公明党の支持者たちの票の動きです。秋元司さんは自民党出身ですが、カジノの件でやらかしてしまったため、あまり人気がありません。かと言って、「日本保守党」はネトウヨすぎます。立憲民主党には投票したくないでしょうし、どこに流れるのかが気になります。
果たして、どのような結果になったのか。蓋を開けてみたら、下馬評とはずいぶんと違う形になっていましたので、これこそ「選挙の面白さ」ではないかと思います。
■ 東京15区・選挙ボード解説動画
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