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【選挙ウォッチャー】 大田原市長選2022・分析レポート。

 3月13日告示、3月20日投票で、栃木県の大田原市長選が行われました。今回の大田原市長選は4人が立候補する大激戦で、地元の事情を知らない人からすると、誰が勝つのかが全然わからないため、非常に興味深い選挙でした。もっとも、実際に現場で選挙を見てみると、ゴリゴリにマッチョな現職と、それを刷新したい3人の新人という構図で、現職の横綱相撲がどこまで通用するのかが注目どころでした。
 最近は、千葉県柏市から栃木県大田原市ぐらいの距離なら「いちいち高速道路に乗るな!」というトンチンカンな批判をいただいていますが、なるべく移動時間を短くしたいので、今後も高速道路は利用させてもらいます。

津久井 富雄 72 現 自民・公明推薦
相馬 憲一  64 新 無所属(栃木県議)
星 雅人   37 新 無所属(大田原市議)
鈴木 隆   63 新 無所属(大田原市議)

 どうせ取材するからには、なるべく効率を高めようとは考えており、今回は大田原市長選と那須町長選を同時に取材する計画でした。残念ながら、那須町長選が無投票当選になってしまったので、大田原市長選だけのために車を走らせることになってしまったのですが、途中に選挙があれば、なるべく選挙ボードの写真だけでも撮ってくるつもりではいます。
 ちなみに、無投票当選になってしまった那須町長選は、説明会には新人1名が来ていたそうなのですが、事前の書類審査には姿を現さず、結局、無投票当選となりました。


■ N国に侵略されそうになった過去

 2019年11月には大田原市議選が行われ、ここにはN国党が侵略してきました。幸いにも、選挙らしい選挙をしている様子もなく、まったく票を取れずに落選したのですが、当時はまだN国党に当選できるだけの能力があったため、N国党の中でも特にポンコツっぽい人が立候補し、まともに選挙を戦わなかったのは不幸中の幸いだと言えます。

 そして、発売から2ヶ月が経ちますが、先日はAmazonのベストセラーマークがつきました。政党について書いた本では最も売れています。N国党に狙われたことがある大田原市の皆さんには読んでいただきたいです。落選させたことがどれだけ良かったのかという話です。なお、渡辺喜美はN国党と会派を組んでいます。
 さて、大田原市議会の定数は21ですが、このうち17人が現職を支持しているという構図も大変興味深いものがあります。どうしてこうなっているのかを知るためにも、実は、大田原市議選のレポートは少しだけ役に立ちます。


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