【選挙ウォッチャー】 長野県知事選2018・分析レポート。
6月の新潟県知事選は大盛り上がりだったのですが、8月の長野県知事選は何一つ話題になっていません。選挙をやる前から結果が決まっているような選挙だからなのか、まったく盛り上がることもなく、もはや選挙をやっているのかどうかさえ分からなくなるレベルです。現職の安倍守一さんを推薦する政党は、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、社民党です。日本維新の会や自由党の名こそありませんが、完全なる与野党相乗りで圧勝の構え。対する新人は共産党推薦の68歳のジジィです。無投票当選が決まらないだけマシかもしれませんが、それにしても「共産党vsそれ以外全部」という構図を見るのは今回が初めてではありません。先日の京都府知事選でも同じような構図になっており、どうやら日本の真ん中らへんは、共産党が孤立しているようです。どうしてこんなことになっているのか、それを知るために「青春18きっぷ」を使って長野県に行ってまいりました。
阿部 守一 57 現 自民・公明・立憲・国民・社民推薦
金井 忠一 68 新 共産推薦
長野県と言えば、かつて田中康夫さんが県知事をしていたでお馴染み。あれから12年が経ち、対立する性格ではないこともあり、県民には人気の阿部守一さん。しかし、あまり表立っていないだけで、実は利権にズブっているとの声もあり、かつての知事室のような「透明さ」は失われているとの指摘もあります。そして、実際に現地に行って僕が感じたことは、あまりにも人々の関心が薄すぎるということでした。
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