【選挙ウォッチャー】 参院選2022・千葉県選挙区レポート。
6月22日公示、7月10日投票で、参院選が行われました。
千葉県選挙区は、それなりに激戦となったものの、選挙の情勢は最初から固まっていたので、あんまり面白い選挙ではありませんでした。ただ、選挙の情勢が決まっていても、このレポートそのものは面白いと思います。というのも、カルトやポンコツが続々と立候補しており、とっても「チダイズム案件」になっているからです。
僕は千葉県柏市に住んでいますので、この選挙区は、僕に選挙権があります。僕は「選挙ウォッチャー」として、誰にどういう理由で投票したのかを公開しています。
全部で14人が立候補していますが、そのうちの3人は「NHK党」なので、僕が絶対に投票しない人です。最初から除外されているのは、この3人だけで、他の11人に関しては、一応、フラットに「投票する可能性」を残しながら吟味しました。
どんな泡沫政党でも、どんな泡沫候補でも、僕は平等に見ているつもりですが、「NHK党」だけは違います。これは「政党」ではなく「反社会的カルト集団」です。殺人のようなテロは起こしていないものの、民主主義の破壊という観点では十分にテロ行為に及んでいると思いますので、これを「政党」として扱うこと自体にも反対しています。
問題は、マスコミが情弱なので、「NHK党」を「政党」として扱ってしまっていることです。安倍晋三が銃殺されるような事件が起こってから初めて「統一教会」が問題視され始めたように、「NHK党」が問題視されるのは、まだまだ先なのかもしれません。
■ 中村典子の主張
中村典子は、尊師・立花孝志に深く洗脳されているN国信者にして、立花孝志の元恋人というポジションの女性です。この参院選に立候補するまでは松戸市議をしていましたが、ろくすっぽ働いている様子はありません。
今回、参院選に立候補した理由は、今年の11月20日に行われる予定の松戸市議選の「宣伝」です。ここで立候補して名前を売っておけば、11月の松戸市議選で当選できると見ているわけです。
実際、『チダイズム』の当落予測では、中村典子は「当選」となっています。今回の参院選をキッカケに脳味噌をアハつかせ、「やっぱり日本を変えてくれるのはNHK党しかない!」と言ってしまう致死レベルのアホと情弱をこじらせた人間が大量発生しているため、また松戸市で、仕事をしないカルトのために税金を使うことになりそうです。
ちなみに、松戸市議選の前に、川西市議選(10月16日投票)がありますので、ここで中曽千鶴子が当選するかどうかで、中村典子の再選の確率を計算することができます。今回の参院選で、体感的にも「N国信者」が増えてしまいましたので、しばらく地方選でも「当選」が続くかもしれないと見ています。
中村典子は、NHK党の中でも自己主張をするタイプではなく、NHK党が渋谷ハチ公前で行った大街宣でもマイクを握ることはありません。どうせマイクを握ったところで、まともに演説をできないくらいのポンコツだからです。「尊師・立花孝志の元彼女」というポジションながら、けっして自己主張が強いタイプではないので、女性のN国信者から一目置かれていると言っていいと思います。
キャラの濃いポンコツばかりのNHK党だからこそ、キャラの薄い中村典子が人気になっている面があり、ただ静かに脳味噌をヤラれているだけのオバチャンが、松戸市で2期目に当選する可能性は十分にあります。
前回の松戸市議選では、約半年にわたって松戸駅周辺で活動を続けたことにより、当選を果たしましたが、今回は積極的に活動しているようには見えません。しかし、ガーシーが大暴れし続ける限り、同じ周波数のバカが脳味噌をアハつかせ、当選に導いてしまう現象は起こると思います。
■ 渡辺晋宏の主張
一見、「農業党」から立候補しているように見える渡辺晋宏ですが、実際はガッツリと「NHK党」です。農業に関する政党だと思って投票した人がいるとすると、それは完全に騙されています。もっとも、尊師・立花孝志は最初から騙すつもりで、このようなポスターを作るように支持していますので、今になってNHK党だったことに気づいた人がいるのだとすれば、今後は絶対に同じミスをしないでもらいたいと思います。
渡辺晋宏の得票率は、千葉県全体で0.7%でしたが、これまで野田市議選に立候補するなど、野田市を拠点に活動していたので、野田市では1035票を獲得し、中村典子(628票)や七海ひろこ(667票)を大きく上回り、2.0%の得票率となりました。
ちなみに、「農業党」という名前なので、農業が盛んなエリアほど強いかと思いきや、そんなことはなく、前回の衆院選で名前を売っていた「千葉7区のエリア」である野田市や流山市で高い傾向にありました。農業をコンセプトにしているかどうかより、それ以前に名前を売っているかどうかの方が大きいという結果になりました。
今のところ、渡辺晋宏が野田市から離れ、どこか別の自治体から立候補してくる可能性は低いと見ていますので、N国信者としての洗脳はかなり深く進んでいるものの、野田市議選は今年5月に行われたばかりなので、4年後まで心配は要らないのではないかと思います。
ちなみに、渡辺晋宏は「堀江貴文イノベーション大学校」をキッカケに熱烈なN国信者となっており、堀江貴文が広告塔の役割を担っていることは非常に大きいと言えます。
■ 須田良の主張
このたび、「ガーシー党」なるものを作り、立候補してきたYouTuberの須田良は、選挙終盤にコロナ陽性になり、入院していました。一緒に活動していたYouTuberがコロナ陽性で、濃厚接触者となり、最終的に40度以上の熱を出してダウンしたといいます。
出馬記者会見では、政治のことを質問され、「政治のことは興味がなかったので分からない」と答えており、単純に「ガーシー」こと東谷義和の暴露のために利用されたYouTuberの男という感じです。
N国党関連では、「北関東オンエア」という過疎系YouTuberが、半N国党員の「とちおとめ町田」のサポートを受け、立候補してきたことがありましたが、同じようなタイプだと見ています。「へずまりゅう」ほどの非常識ではないかもしれないけれど、その一歩手前にいるような男だと言ってもいいのではないかと思います。
現在は横浜市に住んでいるとみられ、政令市である横浜市議選での当選は難しいため、居住地を変更してまで地方選に立候補するかどうかですが、いくらYouTubeの宣伝のためとはいえ、かなりハードルが高いため、今後の選挙で見かける可能性は低いだろうと思います。そこまで真剣にチェックするべき存在とも言えないというのが、今のところの結論です。
ここから先は
¥ 680
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。