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【選挙ウォッチャー】 刈谷市議選2023・分析レポート。

 6月25日告示、7月2日投票で、愛知県の刈谷市議選が行われ、定数28に対して36人が立候補しました。刈谷市は、トヨタ傘下の会社がたくさん存在し、デンソーなどがありますので、日本有数の「お金持ち自治体」となっています。財政は非常に豊かなのに、住んでいる人たちもお金があるからなのか、いまだ小中学校の給食費無償化などは実現しておらず、住民サービスよりもハコモノ建設にガツガツとお金をかけている印象です。

 今回の刈谷市議選の争点は、「刈谷城の復元」をやるのかどうか。
 かねてから刈谷城を建てる計画があるのですが、そもそも刈谷市に城なんか建てたところで、「誰が行くんだよ!」という話にしかなりません。それでも無駄にお金はあるので、子どもの給食費などは有料だけど、それよりも城を建てる方が重要だというのが刈谷市です。
 どこもかしこも「お金がない」となっている中で、このご時世に城を建てるような自治体は、全国にも刈谷市ぐらいにしか存在しないため、建設業界の皆さんは「建ててくれー!」と願っており、実際に建つ可能性は十分あるという感じです。


■ 刈谷市議選・選挙ボード解説動画


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