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父の暴力。

父は怒るとすぐ手を挙げる人だった。

周囲には良い人として認識されていたが、ウチの中にいるとそれは豹変した。

学校でも先生が拳骨を振るっていた時代なので普通のようにも聞こえるが、明らかに間違っている。今の時代、そんな理不尽な暴力は全て悪となる。

怒りの感情は誰にでもある。それを暴力に変換してはいけないと思う。しかも子供にだ。自分の事をもっと振り返るべきだ。

ツッコミ程度の叩き方ならまだ受け入れる事はできるが違う。己の怒りの感情でしかない叩き方。殴る蹴る暴力だ。

小学生中くらいから思春期の頃、父とは合わずよく痴話喧嘩になった。でも最終的に父は怒りそして暴力を振るわれた。母がお約束のように止めに入るがすぐに追いやられ、血が出るくらいまでボコボコに殴られた。本当に悔しかった。社会に出ていつしか家を出た。全部、忘れたかった。

最近、脳梗塞になったので大人しくしていると思ったら、小さな勘違いで怒り手を挙げてきそうになった。息子を抱き外に走り出したが裸足で歩いて追ってきた。病気のせいで無表情のその顔付きはまさに化け物だ。警察を呼ぶ手前で引き下がったが…酷いものだ。

「相変わらず…」と昔の記憶が呼び覚まされた。忘れたい記憶。初孫の事は遊びに連れて行ったり痛く可愛がっており、大学生になった今でも姪と甥には好かれているらしい。まるで違うのだ。

父が嫌いだ。とにかく暴力だけは断固許せない。とゆうかもう一生許さない。

それでいいと思った。

母の事もあるので適当にしている。

もうあまり関わりたくはない。

この大量の事務処理が終わり早く落ち着ちつきますように。

ひとり親になる。預け先もない。これが当たり前なのだろう。でもひとり親になっても子供には幸せになって欲しいと願っている。

今日で七月が終わる。

今年の夏の一ヶ月は今までにない夏になった。まだ夏は続く…

Hasta mañana!








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