背を向ける

嫌な事から背を向ける。
その時の視線の先には海があった。
嫌な事をその時だけは気がまぎれる。
もちろん背を向けている方向の嫌な事からは、
まだ解放されていないにもかかわらず、
気がまぎれた所で振り返って嫌事と向き合う。

海に背を向けている。
その時の視線の先は嫌な事に立ち向かっている。

自分の側面は中立の立場だ。
嫌な事と気をまぎらわせる事との中立の立場だ。
嫌な事に立ちむかうか？
嫌な事に背を向けるか？
中立の立場に相談してもどちらの利点も説明するだけ。
不利点は自分で予想するだけ。
現時点での不利点が小さいとなめてかかってしまうのが僕のくせだ。

嫌な事に背を向ける時、
まだ嫌な事を気にしなくてもいいから休んでもいいと判断している。

嫌な事と向き合う時。
嫌な事の不利点が大きくなったから泣きそうな顔して嫌な事と向き合う。

だから嫌になってくる。
嫌な事と向き合う時は巨大な敵になってしまうから。

嫌な事と背を向けている時は用心しないと。
振り返った時にはたいていの場合は巨大になっているから。

海綺麗だな。
綺麗だなと悠長な事を言っていられる内に、
嫌な事にそろそろ向き合わないと。