ブービートラップ
スーパーマーケットで買い物をすることが、子ども連れになると突然困難なミッションに早変わりする。
ミッションの始まりは車を降りた時から。
もし、一瞬でも寝ていたものならまず車から降りない。なんとか降りてもらえたとしても、機嫌が悪くなる前にミッションを終わらせるというタイムトライアルが追加となる。
そしてスーパー入り口に子どもを装着できるカートがあれば、イージーモードになるが、カードがない場合スーパーで鬼ごっこをしなくてはならない。一気に難易度も上がり、買い忘れのものがどんどん増え、『あぁ今回もあれ買い忘れた。』と駐車場で思い出すことに。
いきつけのスーパーではある程度売り場を把握。子どものブラックホールである『お菓子売り場』をいかに視界に入れないようにコースを組み立てるかが求められる。
一度視界に入ったが最後、何か握りしめるまで決して動かない。なんならカートも足で止めれるぐらいの知恵がついてきている。
頼むから子どもが好きそうな音楽流さないでー。と心で叫ぶ自分がいる。鬼のお面とか置いといてほしい。
そしてなんとかなんとかごまかしながら、ようやく会計をしにレジへ。
後はお金を払って速やかに車に戻るだけだ。
この一瞬の油断に足元を掬われる。
なぜ、なぜレジの横に子どもの視線の高さにお菓子置いてくれてるんだ!!
うちの子みたいに単純な子はここのトラップにかかり、結局お買い上げである。
なんなら頼むから地域指定のゴミ袋だけ置いておいてほしい。
あ、あとレジ過ぎた後の雑誌コーナーもなかなかのトラップだと思う。
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