文明発展の法則――稲盛和夫
2020年末に第1弾が発売されて以来、
いまも連日、読者の皆様から感動の声が寄せられている
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の教科書」シリーズ。
わずか1ページの分量でありながら、
一つひとつのお話には、
胸が熱くなる感動が詰まっています。
全部で730あるお話の中で、
皆さまの心に最も深く残ったのは、
どのお話だったでしょうか?
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の教科書」シリーズの中から、
特に心に残った記事と、その感想をシェアしていきます。
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知恵の蔵をひらく
稲盛和夫 京セラ名誉会長
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私は技術者として、
また経営者として、
長く「ものづくり」に携たずさわる中で、
偉大な存在を実感し、
敬虔な思いを新たにすることが
少なくありませんでした。
大きな叡知に触れた思いがして、
それに導かれるように、
様々な新製品開発に成功し、
事業を成長発展させ、
さらには充実した人生を
歩んできたように思うのです。
このことを、私は次のように考えています。
それは偶然でもなければ、
私の才能がもたらした必然でもない。
この宇宙のどこかに、
「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所があって、
私は自分でも気がつかないうちに、
その蔵に蓄えられた「叡知」を、
新しい発想やひらめきとして、
そのつど引き出してきた。
汲めども尽きない「叡知の井戸」、
それは宇宙、
または神が蔵している
普遍の真理のようなもので、
その叡知を授けられたことで、
人類は技術を進歩させ、
文明を発達させることができた。
私自身もまた、
必死になって研究に打ち込んでいる時に、
その叡知の一端に触れることで、
画期的な新材料や新製品を
世に送り出すことができた─―
そのように思えてならないのです。
私は「京都賞」の授賞式のときなどに、
世界の知性ともいうべき、
各分野を代表する研究者と接することがあります。
その時、彼らが一様に、
画期的な発明発見に至るプロセスで、
創造的なひらめき(インスピレーション)を、
あたかも神の啓示のごとく
受けた瞬間があることを知り、
驚くのです。
彼らが言うには、
「創造」の瞬間とは、
人知れず努力を重ねている
研究生活のさなかに、
ふとした休息をとった瞬間であったり、
時には就寝時の夢の中であったりするそうです。
そのような時に、
「知恵の蔵」の扉がひらき、
ヒントが与えられるというのです。
エジソンが電気通信の分野で、
画期的な発明発見を続けることができたのも、
まさに人並み外れた
凄すさまじい研鑽を重ねた結果、
「知恵の蔵」から人より多く
インスピレーションを授けられた
ということではなかったでしょうか。
人類に新しい地平をひらいた
偉大な先人たちの功績を顧みる時、
彼らは「知恵の蔵」からもたらされた
叡知を創造力の源として、
神業のごとき高度な技術を我がものとして、
文明を発展させてきたのだと、
私には思えてならないのです。
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1日1話、私のイチオシ
20代男性 一般読者
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まずは今年亡くなられた
稲盛和夫氏の御冥福をお祈りします。
稲盛和夫氏の著作は
これまでたくさん読んできました。
至ってシンプルな教えを徹底する中で
経営を行ってこられた
稲盛和夫氏が語る言葉には
いつも勇気づけられます。
人生方程式は特にその通りであり、
いくら熱意や能力があっても
考え方がマイナスであれば、
それは世界を不幸にする
原動力になってしまいます。
考え方こそ大事であり、
それを修養できるのが
『致知』だと思います。
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「1日1話、私のイチオシ」応募概要
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皆さまからの熱い想いもぜひお聞かせいただければ
嬉しく思います。ご投稿をお待ちしております。
◆募集内容
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『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』の中から、
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下記の投稿フォームよりお送りください。
◆投稿に当たっての注意事項
お送りいただいた内容は、
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◆応募特典
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シリーズ累計39万部のベストセラーとなっている
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』
は、人間学を学ぶ月刊誌『致知』から誕生しました。
『致知』は1978年に創刊され、
以来、「いつの時代でも仕事にも人生にも
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そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう」
を創刊理念に、一流のプロフェッショナルの
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