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ホテル業に務める私が三重県AMANEMUに泊まったら、あまりの素晴らしさに一泊二日で3回泣いた話
今日はホテルレポはお休みしまして、私がガチ泣きしたお話です。AMANEMUでの素晴らしいひとときや、サービスマン田中さんとの出会いを通して、
ホテルの意義みたいなものを発見したので、そんなことを書きます。
泣きどころ①AMANEMUのベッドで。
先日、初めて三重県賢島にあるAMANEMUへ行ってまいりました。AMANEMUはアマン初の温泉リゾート。アマンと言えば世界的な人気を誇るラグジュアリーリゾートです。
AMANEMUの何が素晴らしいかって、イヤ本当に何もかも、どこもかしこも素晴らしかった。
どんな言葉を使って表現しても陳腐になってしまうので、もういっそ箇条書きで書こうと思います。
ざっとこんな感じです。
・事前のメール対応が超丁寧
・駅からピカピカレクサスで送迎
・心が浄化される美しい借景
・周囲の自然と馴染みながらも上質感のあるデザイン
・インフィニティプールがとにかくやばい
・温泉プールがとにかくやばい
・至る所にオリジナルボトルのミネラルウォーターがある
・館内移動は全てカート
・タオルもバスローブもふわっふわ
・アフタヌーンティーが美味しくてカワイイ
・朝も夜もご飯が最高に美味しい
・ていうか館内の飲食物は全て美味しい
・ベジタリアンにも迅速に対応
・お部屋のバスソルトがいい匂いで肌しっとり
・空間にゆとりがある
・清掃が行き届いていていつどこへ行っても整っている
・さりげなく飾られたグリーンやアートのセンスがいい
・虫よけアロマがある
……
などなど。もっとあるけど。
詳しくはまた写真と一緒にレポしますが、とにかくどこをとっても感動にあふれていた。
そして何よりも素晴らしかったのが、
チェックインからチェックアウトまでずっと親切にしてくださった、サービスマンの田中さんである。
穏やかな口調と柔らかい笑顔。
田中さんは手続きを進めながら、私たちをどんどんリラックスさせていく。
友達と3人で行ったのだけど、敷地内やお部屋を案内してくれるあいだ、たくさんたくさん写真を撮ってくれました。
角度を変え、盛り上げながら撮ってくれた写真はすごく上手で、どれも私たちのお気に入り。
そんなこんなで、なんと1時間近くチェックインについていてくれたのです…!
今考えたらほんとに申し訳ない(笑)
いくら敷地もお部屋も広いとはいえ、長すぎた。
それでも嫌な顔ひとつせず、むしろ一緒に盛り上がってくれる田中さんとの時間が本当に楽しかったです。
そのあとも会う度声をかけてくれた田中さん。
しかも他のスタッフさんも巻き込んで、
「今回は彼にカートを担当してもらいましょうか、彼は○○な人で~」「彼女に皆さんの写真を撮ってもらいましょう。彼女にはさっきこんなことを言われてね…」など、
まるで友達に家族を紹介するように話す。
田中さんの温かい人柄を会うたび感じたし、他のスタッフさんもとても親切で。
わたしは色んなホテルに泊まってきたけど、これほどまで温かく丁寧におもてなしされたのは初めてでした。
そして夜ひとり、ベッドの中で
満ち足りた今日を振り返る。
この異世界とも言える素敵なホテルで、
すばらしいおもてなしを受けたこと。
嬉しかった、幸せだった、きっとこの一日は私の財産になるぞ。
いつもは「もてなす側」の私は、
今日スタッフの方々がしてくれたことや、この施設を美しく維持することが、
どんなに大変か分かる(きっと想像以上の大変さだろうけど)。
だからこそすごく嬉しくて、衝撃さえ覚えた。
AMANすごすぎ。なんなの。感動が止まらん。
そんな風に幸せを噛みしめていたらなんだか胸が熱くなってしまった。
うるうるしてきてベッドの中でちょっと泣いた。これが1回目の泣きどころ。
そして素晴らしい体験は翌日も続く。
泣きどころ②友達と良い時間を持てたことについて。
さて、夜が明けました。空気が澄んで気持ちのいい朝。
一緒に行った友達のひとりが、ヨガインストラクターの経験がある子だったので、
瞑想とヨガをしようということになりました。
まずはお部屋のテラスで瞑想。
静寂が心地よかった。
そしてみんなでプールサイドに行って、超ショートヨガセッションをしました。
この時間がまた幸せに満ちていて…
その後朝ごはんを食べながら、朝のひとときを振り返って、ヨガを教えてくれた彼女に思わず感謝を伝えましたよね。
「瞑想とヨガ、この旅行のなかですごく心に残る時間だった…いつも遊びに行くことはあっても、あんな風に一緒にゆっくり過ごすのってすごく貴重じゃない…?なんかめっちゃ幸せだったありがとう…」
これを言いながら私ボロ泣きwww
彼女もボロ泣きwww
おしぼりで涙を拭く友人。
我々の涙腺は柴田理恵さんと同じモデルを搭載しているんですが、
それにしてもこのホテルAMANEMUは、
ゆとりある幸せなひとときを私たちに提供し、泣けるほどの充足感を味わわせてくれたのでした。
もう散々泣かされたけど、
ここで終わりではなかった。
泣きどころ③最後の最後まで、ホテルを出た後も。
そして時刻は12時、後ろ髪を引かれまくりながらレセプションへ向かうと、
なんとあの田中さんが待っていてくれました。
今日も変わらない温かい笑顔。
誰かが「最後に田中さんとみんなで写真撮ろう!」と言い出し、そうしようそうしようと言って、
照れる田中さんを囲んで、AMANEMUの自然をバックに写真を撮りました。
さらに田中さん、駅まで送りますと、なんと一緒に車で最寄り駅までエスコートしてくださいました…!
私たちは心から嬉しかった。
車の中では、田中さんが今までにゲストに仕掛けたサプライズや、スタッフの方や働く環境のこと、サービスに対する気持ちなど聞かせてくださいました。
その言葉はどれも優しさがありながら、情熱を持っていて、同じサービスマン(の端くれのわたし)として強く尊敬したのです。
「また絶対来ます!」と声を揃えて改札を抜け、
田中さんとお別れ。
名残惜しくて、電車に乗るまで何度も何度も振り返ってしまう。
その度に何度でも大きく手を振ってくれる田中さん。姿が小さくなっても、朗らかな笑顔だけははっきりと見えた。
もうお分かりでしょうけど、わたしは電車に乗り込みながらぐしゃぐしゃに泣いていました。
これが、私のAMANEMU体験。
一泊二日で3回泣いた話。
ホスピタリティが生み出す「体験」
ところで、私たちって何のために「ホテル」を「選ぶ」んだっけ?
どうして旅行サイトと睨めっこして、わざわざレビューを遡って、「いいホテル」を選ぼうとするんだっけ?
それは私たちが買いたいのは、
寝るだけの単なる「場所」ではなくて、
特別な「体験」だから。
ホテルが提供してくれる「体験」に価値を見出しているから。
「体験」は唯一無二。
唯一無二なものには、計り知れない価値があります。
体験を提供することがホテルの意義ではないか、とホテルみるぞーは思います。
今、ホテルに求められていること
ライフスタイルホテルの流行、ニッチ層に響くゲストハウスからハイエンドの高級リゾート、宿泊スタイルは多様化し、
日本はホテルブームの真っ只中。
ゲストがそれぞれのニーズに合わせて、
ホテルを選べる時代になりました。
そのなかで選ばれ続けるのは、
ヒト、モノ、ホテルの中の全てを総動員して
ゲストの特別な体験を コーディネートし演出してくれるホテル。
だと思います。
今回のAMANEMUでの体験は、
空間、サービス、細部までホスピタリティを尽くして、提供してくれたAMANEMUのおかげで、まぎれもなく私たちだけの特別なものとなりました。だから私たちは涙が出るほど感動した。
隅々まで心を通わせる、真のホスピタリティ。
「さあゲストの為にどんな体験を準備しようか。そのために何が必要で、何が不必要で、私たちはどうあるべきだろうか。」
こう思考できるホテルこそ、この先もずっと愛され、きっと生き続ける。
あなただけの特別な体験を探して
「素晴らしいホテルで、特別なひと時を過ごせますように」
これはホテルみるぞーのプロフィールの一文なんですけれど、なぜこう願っているかというと、みるぞーは知っているんです。
その時間が必ず あなたの心とあなた自身を豊かにすることを。
もちろん値段は関係なくて、
新しいも古いも関係なくて、
「私にとっての唯一無二の体験を演出してくれるだろうか」
そんな観点でホテル選んでみるのもいいですよ。
そして素敵なホテルが増えて、
特別な時間を過ごせるゲストが増えたらいいなと
見る蔵は願います。
※いつもサポートありがとうございます!
「ここ行ってみたい」「いい情報!」と思ったら
100円のサポートおねがいします☺︎
それで見る蔵は好物の小岩井のリンゴジュースを買います。
「おつかれ!まあ頑張れよ」の気持ちで
見る蔵にジュースおごってくれたら嬉しいです!
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